医療法人社団 美啓会 ぎふスキンケアクリニック

医療法人社団 美啓会 ぎふスキンケアクリニックは岐阜市にある形成外科・美容外科・美容皮膚科のクリニックです。

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形成外科
plastic surgery

切り傷・擦り傷
cut・scratch

症例
case

切り傷
cut

頬の切り傷

頬の切り傷 治療前
治療前
深い傷なので
縫合処置が適切です。
頬の切り傷 治療後
治療後

額の切り傷

額の切り傷 治療前
治療前
深い傷なので
縫合処置が適切です。
額の切り傷 治療後
治療後

ガラス片や刃物など鋭利なもので切れた傷です。 比較的浅い層を走行する神経、血管、腱などの損傷を伴いやすく早期にそれらの損傷の有無を確認し適切な処置を受ける必要があります。一般的に周囲組織の損傷は軽度であり縫合処置などにより早期治癒が期待できます。

皮膚は全層で切れて、皮下脂肪に達する切り傷です。 そのままにしておくと、面積の大きな傷跡になります。
また、傷跡がケロイド状に盛り上がる、肥厚性瘢痕となる可能性があります。 また、この傷をテープで寄せて留めておくだけでは、面積の大きな傷跡になる可能性があります。テープで留めたことで、入浴を制限されることがありますが、その必要はありませんので形成外科を受診してください。
形成外科では技術の高い真皮縫合を行います。また、表面はテープで留めるより、細い縫合糸で丁寧に縫合した方がより綺麗な傷になり、感染のリスクや入浴制限を軽減します。

擦り傷
scratch

道路で転んだり、壁にぶつけたりして、皮膚がすりむけた傷です。
皮膚損傷は浅く多くの場合縫合せずに治ります。しかし、創面に微細な土砂、ゴミなどが埋入し、治った後も皮膚の中に残ってしまうことがあります。
この状態を外傷性刺青と言いますがこれを防ぐためには受傷後早期に創部の洗浄を行い細かな異物を除去しておくことが大切です。
麻酔をしてブラッシングしたり、それでも除去しきれない場合は、顕微鏡で見ながら先端のとても細い特殊なピンセットを使用して丁寧に異物を除去します。
肘の擦り傷
肘の擦り傷

縫合処置は必要ないですが、
湿潤療法を行います。

転倒などできる擦り傷や、えぐれた様な傷を、
開放創と呼び、適切な湿潤療法が必要です。
昔からよく言われる、

「傷は乾かすと治る」
「かさぶたができたら治ったようなものだ」
「消毒をしないといけない」
「ガーゼを当てないといけない」
「水で濡らしたらいけない」
というのは、かなりの時代錯誤とお考え下さい。
当院ではこのような治療は行いません。

開放創は「湿潤療法」を行うことが最も適切です。
「傷は乾燥させていけない」
「かさぶたができないように治療すべき」
「消毒は必要なく、むしろ創傷治癒の妨げとなる」
「ガーゼではなく、傷にくっつかない素材の
創傷被覆材を当てる」
「毎日、シャワーなどの水道水で直接洗浄すべき」
このような考え方は湿潤療法と呼ばれており、形成外科では常識です。
他の診療科ではなかなか浸透していないのが現状です。
湿潤療法は従来の治療法に比べて、 治りが早く、傷跡の質感に優れ、治療中の痛みが少ないのが特徴です。

噛み傷
chew

咬み傷

咬み傷
動物に咬まれた傷
創内にナイロン製の糸を留置して、
膿みの貯留を抑制しています。

咬み傷感染

咬み傷感染 治療前
犬に咬まれた傷
病原菌に感染し、
腫れて痛みがあり、
炎症を起こしています。
咬み傷感染 治療後
治療後

この症例では、閉鎖しない
傷の治療と、

抗菌薬の
投与により改善しました。

動物に咬まれた後に生じる傷です。動物や人間の口の中は雑菌がとても多く、その雑菌が組織内に押し込められることにより受傷後感染して膿んでしまう頻度が最も高い傷の一つです。十分な洗浄、抗生剤の投与、破傷風予防注射などが行われます。処置としては、縫合して傷を閉鎖する(一次治癒)と感染が悪化するので、縫わずに軟膏などをうまく使用して傷を徐々に閉鎖させいてきます(二次治癒)。感染がないことを確認できたらその時に縫合処置をして傷を閉じることもあります。(三次治癒)

治療方法
method

症状によって適切な処置をいたします。
小児も何歳でも対応可能です。
当日の診療も可能ですので、
ご来院の前にお電話でお問い合わせください。

形成外科・美容外科的縫合を行います。
cosmetic surgical suture

縫合糸の痕を残さないように処置します。
傷跡は最低限で済むように工夫をします。
原則、数時間以内に縫合処置するのが望ましいのですが、状況に応じて判断いたします。
他院や救急外来で縫合された後や、縫合してもらえなかった場合のご紹介やご相談もお受けいたします。

  • 上眼瞼の切り傷で、縫合処置が必要です。

    上眼瞼の切り傷で、
    縫合処置が必要です。

  • 局所麻酔をして、創部をよく洗浄し、縫合は形成外科的な手技で行います。

    局所麻酔をして、創部をよく
    洗浄し、
    縫合は形成外科的な
    手技で行います。

  • 縫合後

    縫合後

  • 傷の赤みは順調でも3~6か月続きます。

    傷の赤みは順調でも
    3~6か月続きます。

湿潤療法
moisturizing therapy

前項に記載の通り、傷口は創傷被覆材で覆い、
適度にジクジクさせることで治癒力を高めます。
湿潤療法は従来の治療法に比べて、治りが早く、傷跡の質感に優れ、治療中の痛みが少ないのが特徴です。
また、毎日消毒に通う必要は、基本的にありません。感染や皮膚壊死のリスクが少ない傷は例外です。
創傷被覆材は多種多様なものがあり、保険診療で認められた医療材料ですが、
比較的高価で患者負担が軽くありません。
当院ではその中でも比較的負担の少ない被覆材を使用しております。

  • メロリン®
  • デュオアクティブ®
  • ハイドロサイト®
  • ビジダーム®
  • テガダームハイド
    ロコロイド®

市販のハイドロコロイド(キズパワーパッド®、ケアリーヴ®、ネクスケア®など)を使用したいが、
適切がどうか、よくわからないという患者様は非常に多いです。
これらの被覆材を使用しては良くないと考えらる傷は、

  • 深く広く、ジクジクした液が
    多量に浸出してくる傷
  • 動物や人に噛まれた傷や木の枝が
    当たったり刺さってできた傷
  • 水ぶくれのあるやけど
  • 切ったものが汚染している場合(植物や食材を
    扱っている刃物、錆びた古い金属など)
  • すでに赤く腫れて膿んでいる傷

小さな怪我でも遠慮せずに受診してください。
「昔ならこのぐらいの傷、唾つけたら治っとったわ!」という時代ではありません。
傷の治療もより高度で、より高いクオリティーが求められる時代です。

  • 擦り傷は浅いですが、湿潤療法が有効です。

    擦り傷は浅いですが、
    湿潤療法が有効です。

  • 湿潤環境を保つための創傷被覆材を貼付します。

    湿潤環境を保つための
    創傷被覆材を貼付します。

  • 治癒後も色素沈着の予防などが必要です。

    治癒後も色素沈着の予防
    などが必要です。

ホームケアとアフターケア
care

  • 傷は自宅のシャワーで一日一回洗浄し、創傷被覆材を貼る、
    もしくは外用薬を塗布して非固着性ガーゼを貼ってください。
  • 傷が膿んでしまうリスクが高いと、抗生物質を投与することがあります。
  • 初診後、一週間後に再診致します。
  • 傷が治癒した後のケア
    1. 日焼けをしないこと
    2. 傷跡によってはテーピングをすること(方法は院内でご説明致します)
    3. 保湿をすること
    4. 摩擦をしないこと(擦らないこと)
    5. 傷痕によってはマッサージをすること(擦らないように)

日焼けをしてはいけない
期間とその理由

外傷で炎症を起こした部位は、治癒後2~3週で炎症後色素沈着と呼ばれる茶色いもしくは赤黒い色味の変化を起こします。この変化が治まるのに数か月かかります。(夏に日焼けして肌が黒くなり、冬になってようやく白くなるのと同じです)この、色素沈着の期間に日焼けをすると、なかなか色味が改善せず、長期にわたって色素沈着に悩みます。特にお子様で日焼けに無防備だと、2~3年たっても茶色いシミのような傷跡が残ることになってしまいかねません。 サンスクリーン剤はどのようなものが良いのかなど、細かなことまで院内でアドバイスさせていただきます。
マイクロボア
マイクロポア

マイクロポアテープを
使用して
テーピングします。

ヒルドイド
ヒルドイド

傷痕が赤く、乾燥の強い時期に使用します。
ローションやクリームを使い分けます。

Q&A
questions and answers

怪我をして、ひとまず消毒して薬局で買った被覆材を貼っていますが良いですか?

すぐに当院を受診ください。消毒はその種類によって意味がないこともあります。例えば、出血のない傷にオキシドール®をつけても意味がありません。また消毒は組織を修復する細胞にも毒であり、治癒の妨げになります。創傷被覆材は使ってい良い傷と悪い傷がある上に、傷の程度によって種類を使い分ける必要があるので、専門医による適応の判断が必要です。

傷を乾かすと何がいけないのでしょうか?

以前は傷を乾かす治療法がとられ、傷が化膿しないように消毒しガーゼをあてるというものでした。ガーゼ治療はせっかく出てきた傷口を治すための浸出液がガーゼに吸い取られて蒸発してしまいます。その結果、傷口が乾燥し細胞が死んでかさぶたとなります。かさぶたが出来ると傷が治ったように見えますが、かさぶたは傷口を覆うのを邪魔するだけでなく、傷を化膿させる原因になります。また、ガーゼは傷口にくっついてしまうため、ガーゼを剥がす時にまるで荒行のように痛く、新しく出来始めた表皮細胞も一緒に剥がれてしまいます。結果治りが遅く、そのために傷跡が肥厚します。

湿潤療法のメリットは何ですか?

湿潤療法は従来の治療法に比べて、治りが早く、傷跡の質感に優れ、治療中の痛みが少ないのが特徴です。

他の病院で処置を受けましたが、(当院へ)転医可能ですか。

可能です。状況が複雑であれば紹介状をいただけると助かりますが、そうでなくても診療可能です。
お電話でお問い合わせください。

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