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2022.06.25
こんにちは。ぎふスキンケアクリニックスタッフのTです。
この度、2022年6月12日(日)に開催されました第26回MSCS講習会に参加いたしました。
今回は、シミ治療、医療機器、美容外科手術、注射治療、美容ライターさんのお話と幅広い分野のお話をお聞きしました。
その中で私は、
湘南藤沢形成外科クリニックR山下理絵先生から
“シミ治療のアセスメント” について、シミの種類によるそれぞれの治療方法の違いをお聞きした中で
真皮メラノサイトーシス(ADM)のについてのお話をします。
『真皮メラノサイトーシス(ADM)の特徴、見分け方、シミ治療の順序について』
真皮メラノサイトーシス(ADM)は一見、肝斑と似ているように見えますが、特徴があります。
◎ADMの特徴
・25歳以降で発症する
・鼻翼を観察すると少し青い
・色が灰色や灰色に薄紫が混ざった色
・部位は頬、下瞼、こめかみあたり、鼻翼両側にできる
・輪郭はくっきりしている
・頬のシミの内側をみると斑点がみられる
特徴を把握した上でも、異なったシミの混合だったり判別が難しい場合には、、、
初めの2か月は、
・トラネキサム酸や、ビタミン剤の内服
・ハイドロキノンや、ビタミンCの外用
・紫外線対策、洗顔やマッサージによる摩擦対策などの指導
を行った上、2か月間の変化を元に機器治療の選択をしていきます。
ADMの治療を当院の機器で行う場合は、、、
・Qスイッチレーザー(攻めの治療)
通常数回の照射を必要とすることが多く、真皮内で壊れたメラノサイトが吸収されるまでには時間がかかるため、
照射後すぐに消えるのではなく3ヶ月~半年くらいかけて徐々に色がとれていきます。
通常のシミとは違い、半年に1回の間隔で数回の治療を必要とします。
・レーザーポレーション(守りの治療)
Qスイッチレーザーをガラス管を通して低出力で肌全体に細かく照射することでダウンタイムなく
ADMのような真皮内に存在するシミを改善させる治療法です。アンチエイジング効果もあります。
1か月に1回の治療で5回~10回行うことで効果が高まります。
もしかしたら、ADMなのかなと思ったり、そもそもシミが何なのかを知りたいって場合は
カウンセリングだけでも可能ですのでお気軽にご連絡くださいね。
今回講習会に参加させていただいて新たに知れた知識や、他のクリニックのカウンセリング方法、
治療の流れも知れたことが自分にとっての収穫になりました。
シミの診断はドクターが行いますが、カウンセラーとしてシミの特徴を把握しておくことは大切なことです。
患者様の訴えに対して今回の講習会で得た知識をもとに、提案の幅を広げていきたいです。