院長ブログ
Diary of Gifu Skincare Clinic
2015.07.20
先日、当院の扱う基礎化粧品エンビロンの販売元プロティア・ジャパンのフォローアップ研修に参加してまいりました。代表の戸澤氏から、同氏の提唱するアクティブエイジングについての講演を拝聴いたしました。「老化現象は加齢に伴う病気である」という考え方をされています。以下にご紹介いたします。
アンチエイジングという言葉は、直訳すると対加齢ですが、加齢現象を止めることはできません。今、社会の求めるアンチエイジングは正しく、アクティブエイジングではないのでしょうか。アクティブエイジングには3つの要素があります。
魅力的に年を重ねていく。健康的なボディシェイプ、若々しい肌など、老化を予防しながら魅せられる自分になりたいものです。
生産的な活動力、精神力を伴いながら都市を重ねよう。税金を納められる老人を目指そう。など、いろいろ解釈できますが、体力、知力、気力を保っていけるように体と心を鍛えながらそして食を考えながら過ごすことが、大切になります。
上記2つを満たす時が、本当の成功なのだと思います。魅力を失ってもまあいいや、人の世話になってもまあいいや、それでも成功といえますか?そんなことを望む人はいないと思います。
アクティブエイジングのために必要なことをプロティアジャパンは「肌 エンビロンスキンケア」「心体 パワープレート」「食 ドクターズサプリメント」の3つから提供しています。
また、医療と非医療の調和をめざします。たとえばアトピー性皮膚炎のケアをステロイドや免疫抑制剤などの医療介入だけで良くなるのでしょうか?やはり日々のスキンケアで行わなといけないことがあると思います。当院でも、アトピーや重症のニキビ、シミ、しわ、また術後のケアなど、医療的介入とエンビロンスキンケアシステムを相互作用させて、良い結果を出しています。当院はエンビロンスキンケアが大変好評をいただいております。私は使用して2年ほどになりますが、肌老化を感じるよりはむしろ肌は良い状態になってきていると実感しています。
パワープレートについてはまた今後とりあげますが、三次元加速度運動を実現した、フィットネスマシンです。体験してきたので、写真をアップします。
三次元高速振動の上でストレッチ
同様に、振動を受けながら、全身に負荷をかけます。
当院のスタッフが下肢のマッサージを受けています。振動の上にバランスボールで圧迫します。
カテゴリ:アンチエイジング
2015.07.03
本稿はたるみを引き上げる治療についてです。ヒアルロン酸注入やボトックス注射、脂肪注入などをコンビネーションで行うことも効果的です。今回は主に、糸で引き上げるリフトアップ手術の中でも切らないものを2つご紹介します。
顔のたるみといっても、各部位によって、治療法が存在します。
・おでこや眉毛→前額リフト
・上まぶた→ブローリフト、上眼瞼リフト、上眼瞼除皺術、眼瞼下垂手術
・目元→下眼瞼形成術、下眼瞼脱脂術、こめかみリフト
・頬→ミッドフェイスリフト、フェイスリフト
・鼻下→上口唇短縮術
・フェイスラインや首→フェイスリフト、ネックリフト
上記は切る手術です。当院が力を入れている機器を使用したリフトアップはどの部位でも対応できます。
手術はとても効果的ですが、術後の腫れや痛みなどのダウンタイムが問題となりますし、傷痕も残ります。機器を使用する方法ではそういった問題はありませんが、よく言うと自然なリフトアップ、悪く言うと効果が物足りないということになります。さて、この両者の中間的な治療法として、糸によるリフトアップが挙げられます。なかでも、コグと呼ばれるトゲのついた糸を皮膚の中に埋め込み、裏側からたるんだ皮膚を引き上げたり引き締めたりします。適応部位はまぶた、鼻下以外にあると考えておいてください。
特にフェイスラインを引き上げるのに効果的なのがミントリフトです。針だけで糸を皮膚のなかに埋め込み、側頭部(髪の毛の中)の深側頭筋膜に引っかかるように糸を通し、皮膚と皮下組織を引き上げた状態で保ちます。局所麻酔で可能です。
・切らずに確実に効果的にフェイスラインをシャープにできます。
・糸は吸収糸ですから長期的に異物を体内に残しません。
・短期的に異物反応による皮膚・皮下の再構築(コラーゲン増生など)され、肌のハリをupさせます。また、今後進行するたるみを予防します。
・頬には針穴ができます。数日でわからなくなります。
・術後1週間程度は皮膚に凹凸ができることがありますが、次第になじみます。
・引き上げた皮膚を支えている側頭部に術後1週間程度痛みがあります。
・効果は永久でなく、単独では1年から数年で物足りなくなります。
・持ち上がった皮膚は目尻の高さで溜まり頬の横が高く感じます。次第になじんでしまいますが、皮膚のたるみが多い方はしばらくの間バランスが悪く感じます。
フェースラインのみでなく、頬(中顔面や法令線)を引き上げたいという希望も多いです。ミントリフトでは主にフェースラインの改善で、頬部は効果的ではありません。そこで、スプリングアプトスやシルエットリフトという、同様に引っ掛かりのついた糸で引き上げるリフト法がありますが、この施術は側頭部を1センチほど小切開しなければなりません。そこで、最近切らずに効果的なリフト力のある糸として、コグリフトが注目されております。コグリフトは引っかかりが双方向についており、どこか一か所で支えるというよりも、糸を挿入した範囲の皮膚と皮膚で引き合いながら持ち上げるイメージです。こめかみから挿入して、法令線近くまで挿入します。片側5本程度入れると効果的と思います。
約10㎝のカニューラとなっています。内部にコグと呼ばれる引っ掛かりがついてた糸が仕込まれており、これを皮膚の中に差し込んで抜くと皮膚の下に糸だけが残存、留置されることになります。
肉眼でも糸にコグがついているのがわかります。こんな小さい引っ掛かりでも組織を引っ張ることができます。
ダーモスコープで拡大するとコグの形状がよくわかります。コグの向きは双方向となっており、組織と組織を引き寄せあってリフトアップさせます。
・切らずに、自然な頬のリフトアップが可能です。痛みもほとんどありません。
・糸は吸収糸ですから長期的に異物を体内に残しません。
・短期的に異物反応による皮膚・皮下の再構築(コラーゲン増生など)され、肌のハリをupさせます。また、今後進行するたるみを予防します。
・どこかにひっかけて引っ張り上げる施術ではないので、過度な効果は期待しません。自然な持ち上がりであるとご理解ください。
上記の糸を両方同時に挿入することもよく行っています。それでも内出血が少なければダウンタイムは短く、直後に買い物などに行ってもわからないぐらいです。痛みが心配だが、少しでもたるみを軽減したい方はコグリフトをたくさん挿入するのが良いと思います。
カテゴリ:スレッドリフト・フェイスリフト たるみ・しわ 院長ブログ
2015.05.26
当院では日本美容外科学会JSAPSの分科会であるMSCSメディカルスキンケアスペシャリスト講習会に毎回参加するようにしております。5月24日に東京都市センターホテルで開催されました。委員長先生がいつも大変興味深いお話をされるのでそれを日々の診療に生かせるように、記憶するようにしています。その中で、「美意識を高く持つには」というお話がありました。美意識を持つということは美容医療には大変重要なことと思っております。当院の患者様にも美意識を高く持っていただくようにカウンセリングの中で日常生活指導もしっかりさせていただいているつもりです。今回の内容を少しご紹介いたします。
ストレスをためることは体内の恒常性を乱します。ステロイドホルモンが過剰に産生され、免疫力低下を引き起こしたり、酸化ストレスといって活性酸素をはじめとするフリーラジカルが効率的に除去できず、エイジングを早めるように細胞を傷つけていきます。悩まないように生きることは簡単ではありませんが、こだわらなくてもいいことや、軽く、明るく、前向きに考えれば良かったという事がらは意外に多いものかと思います。なるようになるさ。大人は大耳。
自分の顔は自分で見るよりも人が見ている時間が圧倒的に長いことにお気づきでしょうか。自分の顔は人のためにあるのだと自覚していただきたいです。また鏡をみてウィークポイントの自覚を持ち、そのためにどうすべきか、常に考え、アンテナを張っておきたいものです。そうでなければ行動に出られません。逆に自分の良い点に自信を持つためにも鏡を確認したいものです。
自信を持つことは顔立ち、立ち居振る舞いを変えます。良い出会いが生まれます。人生が豊かになります。ずっと美しくいたい、充実した人生を送りたいと思うようになり、行動に変わります。
③ともつながると思います。美意識が高い人と話すには自分の美意識も高く持っておかなければいけません。そのために行動することができます。
紙に書く、SNSに書き込むでも良いと思いますが、自己の反省と、発散を兼ねて自分を出してしまうことはストレスを溜めないようになり、次にすべきことが分かるようになります。
できそうで全然できていないことばかりと反省しています。
カテゴリ:スキンケア・エステ・コスメ 院長ブログ
2015.05.17
プチ整形の代表格で、糸で止める二重まぶた形成手術です。この埋没法には2点留や4点留など、皮膚を何か所切るかによって、名前がついています。1点留や3点留、5点留などを行うというクリニックもございますが、当院では特別希望がなければ2点か4点です。カウンセリングによって、どちらが適応か、しっかりとカウンセリング致します。
今回は2点留の手術の実際を見てみます。
赤い点は糸を埋没させる予定の部分です。ここに30ゲージという大変細い注射針を使用して、局所麻酔を行います。当院では一か所0.02㏄程度を皮内に打ち込みます。大変少ない麻酔量ですからほとんど腫れません。また、針が細いのでわずかで済みます。針が細いことは、注射による内出血のリスクを減らしますから、腫れる可能性を下げることができます。
先の尖がったメスを当てて、わずかに皮膚を切って糸を埋没させるスペースを作っていきます。これ以降、眼の中に何やら金属の板(角膜保護盤)を入れておりますが、点眼麻酔をしてありますから痛くありません。この板を入れて操作することで、誤って黒目に傷をつけてしまうことを防ぎます。またまな板のように使用するので、最初の切開がしやすくなります。クリニックによってはこの板を入れずに手術するクリニックがあります。この板を入れることで患者さんが苦痛だからとの理由だそうですが、黒目に傷がついたら大変なことです。安全第一です。
細い鋏の先を差し込み、傷の中にわずかにスペースを作ります。糸の結び目をこのスペースに埋め込んでおくためです。このスペースが不十分ですと、結び目が露出しやすかったり、透けて見えたりしやすくなる可能性があります。
上瞼板動脈を損傷しないように必要最低限の麻酔量で結膜下、瞼板内に注射します。 ここで稀に結膜下に内出血を起こしてしまうとみるみる腫れてきます。もしそうなった時には瞬時に圧迫止血をし、一時手術を中断してでも、止血を優先したほうが腫れません。
写真は結膜に刺す時と、皮膚から出す時の瞬間です。皮膚側に出す時に切り口の真皮にひっかけてしまうと、結び目がうまく埋入しにくくなるので、慎重に行っています。
写真はすぐほどけるように仮結びをしています。当院では仮結びをした状態で一度座っていただき、できた二重のラインを鏡で確認していただきます。この時点ですでに少しは腫れ始めていますので、希望のラインより少し広く感じる方がほとんどです。左右差が強すぎたり、まぶたの開け具合そのものが弱くなっていたりするケースもあります。そういった場合はこの確認作業の後、適切な修正を行うことも稀ですがあります。
埋没法に関しては「腫れますか?」と「痛いですか?」という質問がとても多いですが、思い切って受けられますと、こんなもんかで終わることが多いです。しかし、患者さんごとに経過の個人差がありますし、医療行為ですので、完璧に安全ということは言いきれません。
カテゴリ:重瞼術(二重まぶた) 院長ブログ
2015.04.27
さて、以下から本題です。
リップのアートメイクも眉毛やアイラインなどと同様に、普段のメイク時間を短縮でき、希望される方も多いです。
リップラインのみと、全体(フルリップ)と、状態に合わせてメニューを選択していただきます。
リップラインにエムラクリームという表面麻酔剤を塗布してあります。この状態で20分程度すると痛みを感じにくくなります。
もともとふっくらした唇の方ですが、上唇の外側の山の盛り上がりに左右差があり、修正を希望しました。また、人中中央部の窪みにメリハリが無いので、はっきりしたV字にしたい。口角を上げて見せたい、など、目的がたくさんあってフルリップの施術を行いました。
立体的でセクシーな唇になりました。
施術の様子です。まずはリップラインを入れていきます。
リップラインに使用するニードルです。
全体には束になったニードルで施術します。次に動画を供覧します。
こちらはリップラインをデザインに沿って丁寧に着色しているところです。
全体に着色しているところです。表面麻酔が効いており痛みはほぼありません。
術直後の腫れ
同日は少し腫れて軽くタラコになりますが、翌日には引いていきます。
・施術後は唇の粘膜に微細な傷がついた状態ですので、感染に弱いです。生野菜や生魚は2~3日摂取を控えてください。また、熱いものがしみて痛いと思いますので、十分冷まして摂取してください。液体はストローを使用したほうが良いと思います。
カテゴリ:アートメイク
2015.04.06
カテゴリ:アートメイク
2015.04.05
A 4回から6回程度必要です。
A 2か月に1回の施術で1年です。
A 両脇で2分~3分程度、両ひざ下でも20分程度です。
A 冷却ガスを使用し、皮膚を保護するので心配ありません。
A クリニックでしか扱えないレーザー脱毛機で施術をします。脱毛には火傷などのリスクがありますが、万が一のトラブルに対してのフォローもしっかりさせて頂きます。
A 前日にシェービングをお願いします。施術する1か月前から毛を抜かないようにして頂きます。
A 気になる場合は毛を抜かずに剃るのみでお願いします。
2015.04.05
A 目の下のくぼみやクマ、ほうれい線、マリオネット線、ゴルゴ線などです。
A 半年から1年かけて自然に体内に吸収されます。
A 内出血を起こす可能性があります。内出血は1週間~2週間前後で無くなります。コンシーラーやファンデーションでカバーできます。腫れと痛みは数日で治まります。
A注射する時間は5~10分程度です。
A痛みは通常の注射程度の感覚と、注入中に多少の違和感がある程度です。痛みの軽減のために冷却してから施術いたします。痛みが心配な方には表面麻酔もご用意しております。
A 当日は、長時間の入浴、運動、アルコールは控えていただきます。
A 注射後は3~4時間後はお化粧を控えていただきます。パウダリーファンデーションでお化粧をしていただくようにお願いします。
2015.04.05
A しわやしみなどの肌のトラブルを改善し、美肌に関する様々な効果があります。また、アンチエイジング作用や、疲労、肩こり、アトピー、花粉症、生理不順を改善する効果が期待できます。
A 安全な薬剤ですので副作用が起こる可能性は極めて稀ですが、どんな薬剤も副作用が起こる可能性を100%否定することはできません。起こりえる副作用としてはアレルギー反応です。注射部位が一時的に赤くなったり、硬くなったりすることはあり得ますが数日で治まります。
A プラセンタは人の胎盤から抽出したエキスですが、現時点で解明されている感染症は100%排除され、現在の製法になった50年以上も前からプラセンタで病気が移ったことはありません。厚生労働省の指導によってプラセンタは医薬品のなかでも「血液製剤扱い」となり、プラセンタを一度でも受けられた方は献血ができないことになりました。
A 1アンプル2mlで週に1回が理想的ですが、患者様のご都合に合わせて受けていただけます。継続していただくために、複数回のお申込みでお値打ちにさせていただいております。
A 二日酔いや疲労回復の目的で男性もたくさんの方が受けられています。
A 当院は予約制ですので、待ち時間はございません。初回は診察や同意書の確認がございますが、来院からお帰りまで15分程度です。
2015.03.31
A 1ヶ月~2ヶ月に1回です。
A 個人差が大きいですが、3回から6回程度必要です。
A 施術の前にアイスパックをしてから行いますが、針を刺す痛みはあります。施術後、1週間程度、軽い鈍痛が起こる場合があります。
A どの部位でも可能です。人気のある部位は、太もも、ウエスト、下腹部、二の腕などです。
A あくまでも部分痩せが目的です。体重を落とすことはできません。注入した部位の脂肪量は減少します。
カテゴリ:Q&A メディカルダイエット