院長ブログ
Diary of Gifu Skincare Clinic
2016.03.26
カテゴリ:ピアス
2015.03.31
A アイスパック冷却して皮膚を鈍感にするので感覚がなくなり、少しジーンとする程度ですが、痛みには個人差がございます。不安な方はご相談いただければ各種麻酔をご用意できますのでご安心ください。
A 医療用ピアスで各種デザインのものをご用意しております。金属アレルギー対応のピアス、透明ピアスなどもご用意しておりますのでご相談ください。
なお、持ち込みも可能ですのでお問い合わせください。
A 耳たぶは1か月半、軟骨は4か月、へそは半年です。
A 可能ですが、医療用ピアスの場合、両耳または2か所と同料金です。
A クリニックだからといって腫れや炎症が起こらないとは限りません。万が一、トラブルがございましたらしっかりとアフターフォローをさせていただきますので、その際はすぐにご連絡ください。
A 特に規定はございません。ただし、ファーストピアスは耳を圧迫しない長さのものと、皮膚のアレルギーを起こしにくいものをお選びください。また、ご自分の耳の形や厚さに合った長さをご用意ください。
A 医療用のアレルギー対応ピアスをご用意しておりますのでご相談ください。
2015.03.23
カテゴリ:ピアス
2015.03.22
穿孔には、ピアスガン、ピアッサー、ニードルなどを使用します。ピアスガン、ピアッサーを使用するときは局部を冷却し、無麻酔で穿孔可能です。痛みは穿孔直後に少しジーンと感じますが、一般的に皆さんが心配するほど痛くありません。ご来院から帰院されるまで、約20分程です。
下の写真のような樹脂製の透明ピアスも選択できます。
ピアスガンを使用して開けているところです。
ピアスガンを使用してまっすぐ綺麗にピアスを開けるにはいくつか注意点があります。
・ピアスホールの完成には期間を要します。その間、ファーストピアスを外すと、再度留置できなかったり、孔がとじてしまうことになります。耳たぶは1か月半程度、軟骨は4か月程度、ボディは6か月程度、ファーストピアスを外さないようにしていただきます。
・ピアス孔が完成した後も、数か月程度は穴が狭くなりやす時期です。毎日ピアスを使用することをお勧めします。また、その間は同部がしこりになって固く触れることがありますが、次第に柔らかくなって気にならなくなります。
・ご自宅でのケアは、シャワーで良く洗浄していただくだけです。消毒をする必要はありません。消毒してもしなくても、膿むか膿まないか、相関しているという根拠はありません。しかし、不潔にしてはいけません。
・ピアスに感染を起こし、痛みと腫れを生じることがあります。抗生剤の内服や、ピアスの除去を余儀なくされることがあります。
・金属アレルギーが発症した場合は、その金属性のピアスの装着は出来なくなります。
・稀ですが、ケロイド体質の方はピアス穿孔部にピアスケロイドが生じることがあります。
2014.07.27
カテゴリ:ピアス
2014.07.27
せっかくクリニックで耳ピアスを開けるので、施術後に起こりうるトラブルについてもご理解して頂き、万が一トラブルが起こっても、適切に対応できるようにしたいと思っております。
1.膿んでしまった。
細菌に感染して、ピアスが膿んじゃったという状態です。腫れ、赤み、痛みが急速に悪化するので容易にわかります。
抗生物質という薬で治療しますが、改善がなければ、ピアスの除去をすることも多いです。この場合、ピアスホールが閉じてしまうことが多いので、鎮静化して再穿孔することがあります。しかし絶対に閉じたくないという希望が強いと、細いチューブに置き換えて粘ることもありますが、無理はしない方が良いと思います。
軟骨で感染すると、軟骨膜炎を起こし、膿がたまったり、耳が変形する原因になり得ます。
感染予防は、日頃からシャワーでよく洗って清潔を心がけることが大切です。消毒液を付ける必要はありません。
2.孔が閉じてしまった。
耳たぶで1ヶ月以上、軟骨では3ヶ月以上はファーストピアスを装着すべきと思います。それ以前で外すと傷が治ろうとしてすぐ癒着し、閉じてしまいます。
また、ピアスホールが完成しても、数ヶ月間は孔が硬くしこりのように触れる場合があります。この期間中に全くピアスを装着しないと軽度の拘縮といって、孔が狭くなってしまうことがあります。半年間ぐらいは一日一回はピアスを装着することをお勧めしています。
孔の中に粉瘤といって、脂肪の塊のような袋が形成されてピアスが通らなくこともあり得ます。
3.ピアスケロイド
稀ですが、形成外科の外来ではよくお見かけします。孔は言い換えれば傷を作った状態です。この傷を体が修復しようとするのですが、体質によっては、過剰に修復機転が働き、線維性の肉の塊ができて大きな赤いしこりを作る状態です。
一度起こると、手術で取ったり、局所注射をしたり、圧迫療法といって特殊な装具を耳に長期間つけなければいけない状況になることもあります。
4.金属アレルギー
ファーストピアスは純度の高いチタン製もしくはステンレス製を使用します。これらにアレルギーがあれば、赤みやかゆみなどの皮膚炎を起こし、除去を余儀無くされます。
始めからわかっていれば、樹脂製のファーストピアスを選択します。
孔が完成してからも、メッキのピアスなどでアレルギー反応ををおこすこともあるので注意が必要です。
5.肉芽形成(にくげ)
どのような傷でも、治すためにはコラーゲンをそこでたくさん作って、足場を固め、最終的に皮膚(上皮)を再生させて直します。しかし、なかなか皮膚が張らず、コラーゲンの塊がもりっと赤く孔のまわりにできてしまうことがあります。ケロイドは上皮に覆われていますが、肉芽は傷の状態です。ステロイドなど軟膏で対応していきます。
主なトラブルを挙げてみました。頻度が高いわけではないですが、誰にでも起こりうる可能性はあるので知っておきたい事柄だと思います。
カテゴリ:ピアス
2014.07.25
ピアス、今や広く普及して、美容皮膚科でも人気のある施術です。
部位と角度は、患者満足度の重要部分です。ちなみに他にはスタッフ対応などのサービス面もありますが、技術的に重要なことは、術後トラブルへの対応に関する事柄だと思います。(これに関しては次回に述べます)
当院では以下のように気を付けて行っています。
Ⅰ.施術者の目線の高さは最重要と思います。
場所は患者にマーキングをしていただきます。ロブ、へリックス、トラガスなどは医療用ピアッサーを使用します。必ず先行する部位の皮膚に垂直、もしくは希望の角度となるよう、自分の目線を穿孔部位の高さに合わせることがコツだと思います。
Ⅱ.患者の姿勢も大切。
これもかなり重要要素です。まずは姿勢を正して腰かけます。目線を遠くにしていただいて、首を傾けたりしないように保ちます。怖がったり、少し首を倒した方がやりやすいと勘違いしたりされますので、注意が必要です。
Ⅲ.穿孔角度はバランスを意識する。
ロブ(耳たぶ)は丸くて大きい方や、細くて小さい方、またまっすぐ前を向いている方、少し上向きの方などなど、千差万別で、しかも意外に左右差が大きいです。基本的には皮膚面に垂直に開けますが、例えば上向き気味の方に垂直に開けると、ファーストピアスの石が上を向いてしまいます。ご希望にもよりますが、垂直に開けることにこだわらず、より、自然に見える角度のバランスを考えて調節しています。
Ⅳ.ハンドで開けることもあり。
インダストリアルは、へリックスの前(脚)と後方の2か所に穿孔し、一本のバーベルを付けるものですが、初めからインダストリアルにすると決めている方にはピアッサーではなく、長いガイド針を使用したハンドメードの孔をお勧めしています。
また、トラガス(耳珠)は外耳孔が狭かったり、キャッチが触りやすいように位置にこだわる方もハンドメードで開けることがあります。
Ⅴ.器具の特徴を理解しあう。
市販のピアッサーを使用すときはバネの力のみでは最後の貫通への一押しが足りない商品もあります。絶対にためらわないことが大切です。
医療用ピアッサーはバネの力は十分で、ためらうことは基本的にありません。しかし、先行した瞬間、バネのはじく『バチンッ』という、ちょっと大きな音がするものもあります。本番の前に器具を見せてから打ちしたりして確認してもらいます。本番ではビクッとならないよう、掛け声をかえて、せーので開けるようにします。
カテゴリ:ピアス