院長ブログ
Diary of Gifu Skincare Clinic
2016.02.13
tatooの消し方ですが、主に、レーザーで色味を薄くしていく方法と、手術でtatooの入った皮膚を切り取ってしまう方法の2通りあります。
・手術痕は残らず、綺麗に消えることもあります。
・あまり反応せず、何度も治療に通う必要もほとんどのケースであります。
・そしてついにはあまり消えずに終わってしまうこともあります。
・またレーザーで消したということが分かるぐらいの痕は残ります。つまり、竜を消したのか、観音様を消したのか、彼女の名前を消したのか、痕をたどるとわかってしまうということです。ただ、素人がちょっと入れたような浅い色素は綺麗に消えてしまうことも無いとは言えません。
・レーザーが反応するのは青みと赤みのみで、その他の色はあまり反応させることができず、残存してしまいます。
・切り取ってしまえばtatooは跡形も残りません。
・一回で切り取ればその部位は治療終了です。
・どんな入れ墨やtatooにも対応できます。
・手術の痕が残ることです。皮膚を切り取って縫い縮めることができれば縫った傷痕が残ります。もし、縫い縮められないような広範囲なものですと、皮膚を移植したりするので、その痕が残ります。手術の痕はケガをしたから、またはやけどをしたからなどと、ごまかすこともできます。
・手術はレーザー治療に比べると若干侵襲度が高い治療です。(大がかりということです)ですが、レーザーにしても、手術にしても、大きいものほど不利ということは一緒です。
さて、そこで、どのように治療を勧めたらよいのかという考え方ですが、治療効率を考えると、手術が一番なことが多いと思います。ただし、一回で縫合閉鎖できると良いのですが、寄せられないような広範なものでしたら、皮膚移植が必要になり、やはり先にレーザー治療を試みて効果を見てから考えたいところです。別に小さなtatooでも先にレーザー治療を行ってもよいと思います。ただし、レーザーは基本的には3か月に1回の治療で、数回以上は覚悟した方が良いので、年単位での治療になることもあります。費用面から考えますと、クリニックによってまちまちですから、レーザーだと数回以上かかる、(やっても満足いくまで消えないことも十分にあり得る)ということも考えながら、手術の治療費と比較するしかありません。最後に最新の情報ですが、最近のレーザーでいろいろな色に反応させることができるレーザーも開発されてきています。まだまだ普及していないので、特定の施設でしか、試せないというものです。