院長ブログ
Diary of Gifu Skincare Clinic
2016.05.17
まずはこちらの動画をご覧下さい。
これは眉間にしわ寄せを意識的にさせています。生活の中では、無意識のうちに表情筋を収縮させてこのような皺を作っています。肌老化とともに、次第に刻まれた縦皺になっていき、「いつもしかめっ面」「顔が怖い」「ちょっと老けたね」という印象を与えてしまいます。ではボトックス注射を眉間に行った場合、一週間後の動画をご覧下さい。
眉間の皺鼻筋と鼻根筋のみが一時的な運動麻痺を生じ、しわができなくなっています。表情皺はこのように部分的に筋肉の収縮を制限させ皺をつくらせないことで、現在、そして未来の刻まれる皺を予防するのが目的です。大変オーソドックスな手技で世界中で多くの方が施術を受けている確立された治療法です。
以下に実際にカウンセリングで説明させていただく内容をご提示いたします。
ボツリヌス菌(食中毒の原因菌)が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を有効成分とする薬を皮膚内に注射する治療法です。ボツリヌストキシンには、筋肉を動かすように命令する神経の働きを抑える作用があります。そのためボツリヌストキシンを注射すると、注射部位の表情筋の動きが弱まり、表情皺が目立たなくなります。ボツリヌス菌そのものを注射するわけではないので、ボツリヌス菌に感染する危険性はありません。
眉間以外に、以下のしわにも大変効果的です。ご自身の気になるしわを一つまたは複数選択して治療します。
眉間の縦皺
目尻の笑い皺
おでこの横皺
アゴの梅干し皺
唇の縦皺
初めに、注射範囲をマーキングします。アイスパックで冷却し、皮膚内に注射をしていきます。必要に応じて麻酔クリームによる表面麻酔を施してから注射します。
1)施術部位の腫れと痛みは数時間から2日程度で治まります。
2)皮下出血が生じた場合は1~3週間で徐々に消えていきます。
3)2~3日目で薬が効き始め、1週間程度で効果が安定します。
4)3~6ヶ月で薬の効果が弱くなり、再び表情皺が気になるようになります。
5)定期的に注射を繰り返すことで、生活の質を保ちます。
・施術部位の腫れ、鈍痛、皮下出血が生じることがあります。これらは時間の経過とともに消失します。
・効果の現れ方には個人差・左右差がでる可能性があります。これらは量の不足、広がり方のムラで生じます。必要に応じて追加注入することがありますが、次の注入まで1か月待つことが望ましいとされています。
・注射部位の突っ張るような違和感を感じる場合がありますが、2週間程度で気にならなくなっていきます。
・額や眉間の施術では、まぶたが重たく感じたり、眉尻の上昇で目つきが怖くなるような印象(スポックブロー)となる場合があります。唇の施術では口が閉じにくくなる場合があります。いずれもボトックスの効果が衰えるのをお待ちいただくことになります。
・稀ですが薬剤に対して耐性が生じることがあります。この場合、全く効果が現れない可能性があります。
・2~3日は熱い入浴、サウナ、激しい運動、アルコールは控えてください。ボトックスが失活する恐れがあります。
・シャワー、パウダーファンデーションは当日から可能です。
・施術部位のマッサージなどは、術後1ヶ月は避けてください。
・施術部位の光・レーザー治療、高周波・超音波治療は2週間程度は避けてください。
・女性は治療後2回の月経が終わるまで、男性は3ヶ月間は避妊をしてください。
体験者の声はこちらをクリックしてください。「スタッフブログ 眉間ボトックスで優しいママに」
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カテゴリ:ボトックス‐表情しわ 院長ブログ