スタッフブログ
Staff Blog
2023.09.05
こんにちは、ぎふスキンケアクリニックスタッフのSです。
今年の夏も酷暑が続き、紫外線がとても気になる毎日でしたね😢
これから徐々に涼しくなり油断しがちですが、9~10月は太陽が低い位置にあるため、斜めからの紫外線が顔や首全体にダメージを与えやすいんです!
秋~冬も紫外線対策一緒に頑張りましょう!
本日は、▲ 肝斑 ▲ 真皮メラノサイトーシス(ADM)
こういったシミのお悩みをお持ちの方に、おすすめのレーザー治療をご紹介します!
まずはこれらのシミの特徴を簡単に説明します☝
▲ 肝斑
☑主に30~50代の女性に好発
☑両頬やあご、額、鼻の下にできる薄茶色の色素斑
☑左右対称、同じ大きさ、形で現れる
主な原因は、妊娠や出産、月経不順、過剰なストレスなどによる女性ホルモンの乱れ、紫外線による影響、メイクや洗顔による摩擦と言われています。
圧倒的に女性に多いシミですが、稀に男性でも肝斑ができることがあります。
▲ 真皮メラノサイトーシス(ADM)
☑主に20代前後の女性に好発
☑くすんだ鮮度の低い、グレーのような若干青っぽくも見える独特な褐色
☑皮膚の深いエリアである「真皮」にできる
頬を中心とし、小さな斑点のような状態で左右対称にできるので、肝斑と間違えやすいです。
主な原因は、肝斑と同様、女性ホルモンの乱れ、紫外線による影響、メイクや洗顔による摩擦と言われていますが、遺伝が関係しているとも言われています。
これらは、一般的な老人性のシミや、雀斑などに比べて比較的治療が難しい、やっかいなシミです。
レーザーフェイシャルやフォトフェイシャルでは治療効果はほぼなく、逆に悪化してしまうリスクもあります。
そこで当院でご提案しているレーザー治療が、レーザートーニングとレーザーポレーションです。
▢レーザートーニング
QスイッチNd:YAGレーザーを低出力で繰り返し照射することで、色素性病変全般を改善させる治療です。
基本的に肝斑には強いレーザー治療は禁忌ですが、この照射方法であれば、細胞を破壊したり炎症反応を起こさせたりせず、肝斑の原因であるメラノサイトの活動性を抑えることが可能です。
・約2週おきに繰り返すことで効果が高まる
・4~8回前後の施術で効果判定
・術後、軽度の腫れ・ひりつき・乾燥感・毛嚢炎(ニキビ)が一時的に出現することがある
・内服との併用で効果が高まる
▢レーザーポレーション
低出力Qスイッチアレキサンドライトレーザーを使用し、専用のガラス管を通して皮膚を圧迫しながら連続的に照射する治療です。
ガラス管で皮膚を圧迫することで、深部のシミに有効です。
また、ビタミンや成長因子を含むオイルを塗布して行うので、それらの浸透を促進することもできます。
・約1ヶ月おきに繰り返すことで効果が高まる
・5~10回前後の施術で効果判定
・術後、軽度の腫れ・ひりつき・乾燥感・毛嚢炎(ニキビ)が一時的に出現することがある
どちらも大きなダウンタイムはなく、当日からメイクができる施術です。
なんとなくもやっとしているシミがあり、レーザーフェイシャルやフォトフェイシャルではなかなか効果が出なかった!という方にもおすすめできる治療です。
当院ではノーメイクの状態でご来院いただき、しっかりお時間をお取りしてシミのカウンセリングをさせていただきます。
自分のシミがどういった種類のシミなのかわからない・・・という方にも納得していただいて、治療の方向性を一緒に決めていけるよう、心掛けています😊
シミ治療をご希望の方は、まずはカウンセリングのご予約からお承りします。
みなさまのご来院をスタッフ一同心よりお待ちしております!
2020.01.24
新たな治療法といっても、当院で新しく始めるということです。私は流行りの治療があってもしばらく世間の反応や学術的な追跡を静観しています。効果が望めてリスクの少ないものであることがある程度わかってから取り入れています。
当院では、PRX-T33とPQageの2種類のピーリング剤を使用しています。詳細は近日中にHPにアップする予定ですが、他院のHPは大変詳しく解説してありますね。痛みは少しヒリヒリしてくる程度で、その場だけです。ダウンタイムはほぼないですが、リスクとしては軽度の皮むけや赤みが挙げられます。治療費は1回¥15,000です。
ご存じの方も多いですが、剣山を高速バイブレーターで肌に刺しています。針の長さは0.2~3㎜で部位と効果の期待値とダウンタイムのバランスで長さを調節します。表面麻酔クリームを使用し、痛みは少ないです。リスクは赤みや毛嚢炎、皮膚感染症などが挙げられます。治療費は部位にもよりますが小範囲で1回¥20,000~です。全顔で¥40,000です。
ダーマペン4とマッサージピールPRXの組み合わせです。灼熱感・・・ありますが、痛みに弱い私でも十分耐えられます。赤みやフロスティング(皮むけ)は少しありますが、日常生活に大きく影響する程ではないように思います。リスクは上記と同様です。治療費は全顔で1回¥50,000です。
日本で普及し始めたころから使っていますが、当院ではようやくの導入です。ヒアルロン酸や微量のボトックス、ビタミン、アミノ酸を複数の注射針から機械で自動的に一定量を皮内注射します。こちらも麻酔クリームで痛みは少ないです。また、当院の治療器には痛みを軽減する工夫も凝らされています。料金は部分で1回¥20,000~です。全顔で1回50,000円~です。注入する薬剤により、価格は変わります。
いずれの治療も岐阜医療圏(岐阜市・大垣市・各務ヶ原市・瑞穂市・本巣市・羽島市など)で治療できる医療機関は数少ないです。しかし、雑誌やメディアに多く紹介されている治療で、お問い合わせも大変多くなっており、ご要望にお応えできるように準備してお待ちしております。特に、ベルベットスキンは人気が高いですが、個人的な印象ではマッサージピール(PQエイジよりPRXかな?PQエイジも成長因子添加で良いのですよ)が好きです。
カテゴリ:たるみ・しわ 美肌(小じわ・毛穴・にきび) 院長ブログ
2017.05.17
5/14東京国際フォーラムでキャンデラユーザーズミーティングが開催されました。当院ではキャンデラ社製ジェントルシリーズというレーザーで医療脱毛やレーザーフェイシャルを行っています。この会で医療脱毛について、復習したことを備忘録として、私見も含めて述べます。
レーザー機器を使った脱毛は医療機関でしか許可されていません。サロンでの脱毛は「美容ライト脱毛」と称する光脱毛ということになります。医療機関でないので、毛を発生させる毛乳頭・皮脂腺開口部・バルジ(幹細胞)を破壊する行為はできません。とういことは低出力の光を用いて減毛させることになります。クリニックでのレーザー脱毛も、正確には永久脱毛と言えないのかもしれませんが、永久脱毛の定義もはっきりしないので、長期的な減毛というのが正確です。メラニンの少ない産毛や白髪は難しいということですが、クリニックですので、上記の毛を発生させる器官を破壊する行為が可能なのは確かです。
リウマチなどで金製剤を投与されている方、金の糸が体内に留置されている方です。ニキビや湿疹については、やはり良くなることが多いので演者の先生と同様、当院でも積極的にお勧めしています。
毛嚢炎や紅斑は割と起こります。マイルドステロイド(ロコイド)+抗菌薬(アクアチム)などの外用で対処します。熱傷、色素沈着は時々経験します。テクニカルな問題では三日月型の色素沈着の場合、冷却不十分(これは照射角度や機械の不具合)が考えられます。過冷却による色素沈着も肌質により経験することですが、長引く傾向にあります。硬毛化については以下に述べます。
20~30歳代
色白
産毛が多く、毛の量も多い
毛穴が開き気味
好発部位(うなじ、肘上、背中、腰など)は数パーセントで起こりえます。逆に下肢ではどの先生も硬毛化の経験がないというのが不思議であり、このメカニズムの解明が待たれるところです。
硬毛化に対する照射プロトコールも出てまいりました。アレキサンドライトの連続照射法やYAGに切り替えることです。当院はロングパルスYAGレーザーも備えており、硬毛化の際には使用することがあります。
・基本に忠実。皮膚科学会は新薬が出ると治療ガイドラインをこまめに改定していますので、当院もこれにのっとって結果出しています。
・治療のゴールはニキビ跡の予防 ということはいかに新しいにきびを作らず、できたときに軽く済ませるかです。・赤ニキビを早く治す。・そしてmini-scar(0.5㎜~2㎜の小さいニキビ跡)を無くす。炎症性ざ瘡の8.2%がなってしまうとのことです。
・きれいにニキビ跡を治すためにも、自由診療は必要です。ピーリングやレーザー(ダイオードなど)です。
・抗生剤単独使用は避ける。 BPO併用など、必要です。
UVBにより、ケラチノサイトや線維芽細胞からET-1、エンドセリン、SCFなどのサイトカインがメラノサイトを活性化するメカニズムの話がありました。また、最近老人性色素斑においては表皮の処理では再発する例に対し、これは真皮の線維芽細胞からのサイトカインシグナルが原因との話はよく出てきます。
カテゴリ:美肌(小じわ・毛穴・にきび) 脱毛
2016.12.05
株式会社マルホから、11月に発売されたにきび治療薬エピデュオゲルの発売記念講演が東京赤坂ANAインターコンチネンタルホテル東京で行われました。当院のニキビ治療は過酸化ベンゾイルBPO(ベピオ:ピーリング作用と殺菌作用)を中心として、適正な抗菌薬とアダパレンADP(ディフェリンゲル:角化の抑制作用)を併用して治療を行っています。面皰の時期、炎症性皮疹、維持療法、各症状にあわせる、「適剤適症」を心掛けなければなりません。エピデュオゲルはADPとBPOの合剤です。すべてのニキビのステージで使用可能です。今日の講演で自分なりのトピックスと私の私見をまとめてみました。
副作用としてirritation刺激感や紅斑、落屑、乾燥感があります。出現率はディフェリンゲルとエピデュオゲルは同じぐらいとのことです。効果は1+1≧2と思うのですが、副作用出現率が同じぐらいとはとてもありがたい話です。しかし、混合にすることで、レチノイド反応様の副作用以外に、かぶれのような炎症も起こりやすくなったのではという皮膚科医もいるようです。当院ではそこまで使用患者さんはおられません。
副作用の予防に、患者チュートリアル(個別のカウンセリング)を重要視します。塗り方や副作用への対処方法などを、しっかり説明するのです。演者の診療所では待合でipadを使って動画で塗り方などを説明しているとのことで、とても良いアイデアと思いました。このチュートリアルが行われた場合、副作用の発現率は34%、行われないとなんと80%だということです。
副作用は使用開始から3日から3週間程度起こりえます。徐々に塗る面積を広げていくことで発現率を抑えます。起こってしまったら、1日おきに塗る、あまりにひどいと2~4週間の休薬もあり得ます。また他のピーリング剤(クリニックやホームケアでの)を併用してはいけません。適応年齢は9歳以上です。
にきび皮疹の減少率について、国内臨床試験データは、エピデュオとベピオに有意差はありませんでした。海外データは有意にエピデュオがベピオより効果があります。
なぜこのような違いが生じているのか、演者の林先生のご見解は、日本においてはもともとベピオ使用者が少ない、その中で臨床試験を行うと有意差が出にくいことが考えられる。また、海外はOTC薬でBPOを市販で入手可能です(にきび用コスメにも入っていますから)。それでも良くならないという人が病院を受診して試験に参加するので、海外では有意差が出やすい。とのことです。
皮膚科の先生は保湿にヒルドイドローションを使用していることが多いようですね。ヒルドイドのクリーム基剤はにきびには適さないという見解があります。保湿をしたらにきびが良くなると思い込んでいる医師も多いし、私もそう思っていたのですが・・・。とにかくノンコメドジェニックと表示のある化粧品を使用すべきです。保湿のタイミングは、副作用の出方によって、保湿後に薬剤、または保湿後に薬剤を塗布しさらにもう一度保湿剤を重ねるのも、なるほど良い方法だと思いました。
このぐらいの花をクリニックにも飾りたい、いつもそんなことばかり考えています・・・。
ロビーも盛況。全国からにきび治療を精力的に取り組んでいるドクターが200名ぐらいかな、大きな講演会で、盛り上がっていました。私も参加できてとても良かったです。
岐阜市薮田南 形成外科・美容外科ぎふスキンケアクリニック にきび ニキビ ざ瘡 ベピオ ディフェリン デュアック エピデュオ など ニキビ治療薬に関する投稿
カテゴリ:美肌(小じわ・毛穴・にきび)
2015.03.31
A にきびは尋常性ざ瘡という病気ですので保険診療で診察させていただきます。
症状が軽いうちに治療を行い、にきびができにくい肌へ改善するためのホームケアをご提案します。
A 当院では通常の投薬では良くならなかった方でも、ご希望がございましたら個人に合わせたホームケアと、メディカルエステ、光治療、ピーリング治療、肌点滴など、自由診療部門も充実してご提案させていただきます。
A にきびができやすい肌の要因の一つに、無駄な角質が厚いということがあります。また、意外にも保湿が不十分であることや洗顔のし過ぎも炎症を助長させます。毎日のホームケアでこれらの要因を取り除くことが可能です。
カテゴリ:Q&A 美肌(小じわ・毛穴・にきび)
2014.11.01
カテゴリ:美肌(小じわ・毛穴・にきび)