医療法人社団 美啓会 ぎふスキンケアクリニック

医療法人社団 美啓会 ぎふスキンケアクリニックは岐阜市にある形成外科・美容外科・美容皮膚科のクリニックです。

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形成外科
plastic surgery

傷痕・ケロイド
scar・keloid

分類
classification

瘢痕とその種類
type

皮膚に怪我や火傷、手術などで損傷が加わると、損傷を修復しようと反応します。
この傷が、擦り傷と呼ばれる浅い傷の場合は、正常の表皮が再生し、瘢痕を作ることなく治癒します。
しかし、損傷が真皮の中層を超えて深い場合、表皮は再生できず、
コラーゲンなどの新しい組織が増生し、傷を埋め固めようと修復されていきます。
表面は正常皮膚と質感の異なる上皮で治癒し、これを瘢痕治癒と呼んでいます。

成熟瘢痕

瘢痕治癒して、その後数か月から1年ほど経過すると、
はじめは固くて赤みの強かった瘢痕も柔らかくなり、赤みが引いて白っぽくなっていきます。
中には陥没していたり、盛り上がってしまっているものもありますが、
症状もなく、比較的目立たないくなっています。
しかし、瘢痕の中に異物(アスファルトや鉛筆の黒鉛など)が残存していると治療対象になります。

成熟瘢痕
時間とともに赤みが消退していく、平坦な傷痕です。

肥厚性瘢痕

瘢痕治癒して、その後、1~2か月の経過で赤く盛り上がってきたような変化を呈します。
固くて時々かゆみや痛みがあることもあります。部位や損傷程度や個人差が大きいので、
その後の経過は様々ですが、1年から数年で徐々に引いていくものあれば、
あまり変化してこないものあります。

肥厚性瘢痕
傷を負った後1~2か月程度より、傷痕が赤く盛り上がってきたものです。痛みや痒みがあります。

ケロイド

肥厚性瘢痕が、さらに傷の範囲を超えて広がりかけているものです。
赤みと盛り上がりは改善する傾向に乏しく、痛みやかゆみを伴うことが多いです。
特に傷を負った誘因なく出現することもあります。

ケロイド
傷を負った後1~2か月程度より、傷痕が赤く盛り上がり、広がっていく傾向があります。覚えのない傷からも発生したり、多発したりします。

炎症後色素沈着

成熟瘢痕であっても、瘢痕治癒でない浅い傷の治癒後でも生じる現象です。
傷がふさがって2週間前後より赤黒く色素沈着する現象です。傷の程度や部位にもよるのですが、
数か月から2年程度で色が薄くなっていきます。
しかし、紫外線対策ができなかったり、物理的な摩擦が続いたりすると良くなっていきません。

炎症後色素沈着
外傷や手術後2週間程度から赤茶色く色味が増強していきます。自然消退に数か月前後要します。

皮膚線状(ストレッチマーク)

妊娠線に代表される、皮膚割れの白いから薄ピンク色の線状瘢痕です。急激な体積の変化と、肌質などが関与して形成されます。
またステロイド剤の内服やステロイドが増加する疾患のある場合にも生じやすいと言われます。
臀部や腰部、大腿部、腋窩、乳房などによく見られます。

皮膚線状(ストレッチマーク)

治療方法
method

保存的治療
conservative treatment

  • トラニラスト(リザベン)・
    柴苓湯の内服

    リザベン
    リザベン

    1日3回、数か月程度内服します。傷痕の肥厚や
    痒みなどを抑える作用があります。

    柴苓湯
    柴苓湯
  • ステロイドテープ
    (ドレニゾン・エクラー)

    ステロイドの組織萎縮作用により、盛り上がった瘢痕を
    小さくしていく作用があります。健常部位にはみ出さないように
    貼付してください。

    ドレニゾンテープ
    ドレニゾンテープ

    1日1回、肥厚性瘢痕やケロイドに貼付します。数か月程度内服します。傷痕の肥厚や痒みなどを抑える作用があります。

  • ステロイドの局所注射

    盛り上がった瘢痕に直接ステロイド剤を注射し、
    萎縮させていきます。毎月定期的に行うことが多いです。

    ケナコルト
    ケナコルト

    外来で肥厚性瘢痕やケロイドに局所注射します。傷痕の肥厚や痒みなどを抑える作用があります。

  • ステロイド外用

    広範囲な瘢痕には、テープを貼付したり注射することが
    しづらいので、ステロイドを塗るようにします。
    テープや注射の方が効果的です。

  • 圧迫療法

    盛り上がった瘢痕にシリコンジェルシートを乗せて軽く圧迫します。圧迫することで軽度に瘢痕内の酸素濃度を減らし、盛り上がりを抑えていきます。

    圧迫療法
    圧迫療法

    シリコンジェルシートを貼付し圧迫することで、肥厚した傷痕が平坦化していく可能性があります。

  • 放射線治療

    難治性のケロイドには以下に述べる切除手術の後に
    再発しないよう放射線照射をすることがあります。
    この治療は一般的な病院では行っておりません。
    ケロイド治療を先進的に行っているごく限られた施設のみで
    行っているのが現状です。

  • レーザー治療

    成熟瘢痕や皮膚線状、ニキビ痕などにフラクショナル炭酸ガスレーザーを照射し、微細な針穴を無数に開けることでコラーゲン増生を促し質感を改善することが目的です。
    また、赤みのある瘢痕に色素レーザーを照射し、赤みの引きを促す治療法もあります。当院では行っておりませんが、適応や内容に関してはご相談ください。

  • 外傷性刺青に対するレーザー治療

    怪我をしたときに混入したアスファルトや砂、鉛筆の芯の黒鉛など
    Qスイッチレーザーで除去できることが多いです。
    無効なら手術もあり得ます。
    詳細はあざ・母斑のページをご覧ください。

手術治療
surgical treatment

  • 醜状瘢痕の切除を行います。その後皮膚を縫合閉鎖します。 縫合閉鎖には、単純に縫い寄せる・ジグザグに縫い寄せる・Z字に縫い寄せ一方向の
    ツッパリを緩和するなどの方法があります。また、拘縮を解除した結果皮膚が足りない場合は自分の皮膚を移植することもあります。
  • ケロイドに対しては手術後の傷からケロイドが再発するリスクが高く、手術単独で進められることは少ないです。
    上述のように放射線治療を考慮する可能性があります。
単純切除術前
右頬に肥厚性瘢痕が
目立ちます。
単純切除術後
単純切除術後
全層植皮術前
上唇が瘢痕拘縮を
起こしています
全層植皮術後
全層植皮術後です。瘢痕を切除し、皮膚を移植しました。パッチワーク状に瘢痕が残りますが、
肥厚なく拘縮は解除されました。
  • W形成術前
    額にボコボコした瘢痕が目立ちます。
  • W形成術中
    W形成術をデザインします。
  • W形成術後
    W形成術後です。ジグザグにすることでぼかしの効果と自然のしわに近づける効果、引きつれ(拘縮)の予防効果もあります。

ホームケアとアフターケア
care

紫外線対策

紫外線は皮膚のメラノサイトを活性化し、
色素沈着が遷延する原因になります。

保湿

瘢痕は皮脂の分泌がなく、乾燥状態に傾きます。
乾燥は皮膚の微細な炎症を長引かせ、炎症後色素沈着も長引かせる結果になります。また、乾燥はかゆみを併発し、痒くて掻いてしまうとさらに炎症が長引きます。
これらの悪循環を保湿することで予防します。

Q&A
questions and answers

事故の傷痕を診てほしいが、
保険診療可能でしょうか?

相手のいる交通事故などでは、健康保険の適応ではなく、
自動車保険などにより診療します。業務上の事故では労災保険の適応です。
単独の事故や怪我などによるものは健康保険診療の適応となります。

自傷行為の傷痕を診てほしいが、
保険診療可能でしょうか?

自費診療となります。リストカットやタバコの痕などなどが該当します。しかし、自傷行為について、病的な精神状態であったことが精神科医などから診断されている場合は一度ご相談ください。

子供同士のひっかき傷の痕は
治るのでしょうか?

深さや、傷を負った時の処置方法などによって、残存するか否か決まります。
ホームケアがとても重要になります。

軽度でもなるべく早めにご相談ください。

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