スタッフブログ
Staff Blog
2016.12.26
カテゴリ:スタッフブログ
2016.12.16
カテゴリ:スタッフブログ
2016.12.12
カテゴリ:スタッフブログ
2016.12.08
2016.12.05
株式会社マルホから、11月に発売されたにきび治療薬エピデュオゲルの発売記念講演が東京赤坂ANAインターコンチネンタルホテル東京で行われました。当院のニキビ治療は過酸化ベンゾイルBPO(ベピオ:ピーリング作用と殺菌作用)を中心として、適正な抗菌薬とアダパレンADP(ディフェリンゲル:角化の抑制作用)を併用して治療を行っています。面皰の時期、炎症性皮疹、維持療法、各症状にあわせる、「適剤適症」を心掛けなければなりません。エピデュオゲルはADPとBPOの合剤です。すべてのニキビのステージで使用可能です。今日の講演で自分なりのトピックスと私の私見をまとめてみました。
副作用としてirritation刺激感や紅斑、落屑、乾燥感があります。出現率はディフェリンゲルとエピデュオゲルは同じぐらいとのことです。効果は1+1≧2と思うのですが、副作用出現率が同じぐらいとはとてもありがたい話です。しかし、混合にすることで、レチノイド反応様の副作用以外に、かぶれのような炎症も起こりやすくなったのではという皮膚科医もいるようです。当院ではそこまで使用患者さんはおられません。
副作用の予防に、患者チュートリアル(個別のカウンセリング)を重要視します。塗り方や副作用への対処方法などを、しっかり説明するのです。演者の診療所では待合でipadを使って動画で塗り方などを説明しているとのことで、とても良いアイデアと思いました。このチュートリアルが行われた場合、副作用の発現率は34%、行われないとなんと80%だということです。
副作用は使用開始から3日から3週間程度起こりえます。徐々に塗る面積を広げていくことで発現率を抑えます。起こってしまったら、1日おきに塗る、あまりにひどいと2~4週間の休薬もあり得ます。また他のピーリング剤(クリニックやホームケアでの)を併用してはいけません。適応年齢は9歳以上です。
にきび皮疹の減少率について、国内臨床試験データは、エピデュオとベピオに有意差はありませんでした。海外データは有意にエピデュオがベピオより効果があります。
なぜこのような違いが生じているのか、演者の林先生のご見解は、日本においてはもともとベピオ使用者が少ない、その中で臨床試験を行うと有意差が出にくいことが考えられる。また、海外はOTC薬でBPOを市販で入手可能です(にきび用コスメにも入っていますから)。それでも良くならないという人が病院を受診して試験に参加するので、海外では有意差が出やすい。とのことです。
皮膚科の先生は保湿にヒルドイドローションを使用していることが多いようですね。ヒルドイドのクリーム基剤はにきびには適さないという見解があります。保湿をしたらにきびが良くなると思い込んでいる医師も多いし、私もそう思っていたのですが・・・。とにかくノンコメドジェニックと表示のある化粧品を使用すべきです。保湿のタイミングは、副作用の出方によって、保湿後に薬剤、または保湿後に薬剤を塗布しさらにもう一度保湿剤を重ねるのも、なるほど良い方法だと思いました。
このぐらいの花をクリニックにも飾りたい、いつもそんなことばかり考えています・・・。
ロビーも盛況。全国からにきび治療を精力的に取り組んでいるドクターが200名ぐらいかな、大きな講演会で、盛り上がっていました。私も参加できてとても良かったです。
岐阜市薮田南 形成外科・美容外科ぎふスキンケアクリニック にきび ニキビ ざ瘡 ベピオ ディフェリン デュアック エピデュオ など ニキビ治療薬に関する投稿
カテゴリ:美肌(小じわ・毛穴・にきび)
2016.12.04
カテゴリ:スタッフブログ
2016.11.30
大阪の大腸肛門専門クリニックの佐々木先生の講演を拝聴いたしました。とてもお話がわかりやすく、自分の知識の幅が広がりました。おしりと美容の話です。
毎日便通があると、健康的に思えるかもしれませんが、痔患者の8割は毎日便通がある人だそうです。これはどういうことかというと、便秘には、
1)便の製造と運搬を行う大腸の弛緩やけいれんによる便秘(おなかの便秘)と、
2)出口に便が来ているにもかかわらず排泄できない便秘(おしりの便秘、直腸性便秘)
があります。問題は後者の2)の便秘です。この場合、何日も排便がないというわけでなく、毎日排便しているが、直腸から出し切れていない、つまり前の日の便が残ってしまって、次の排便時にはこの古い便を出してから続いてその日に製造された新しい便を出すということです。
本来直腸は常にからっぽで、便が製造されて直腸に来たとき、便意を催してすべてを出し切る、というのが正常です。しかし、ここに溜まってしまっているおしりの便秘とは、直腸に便が来ても便意が弱い、感じない、排便反射が弱い、排便しても排泄力が低下しているなどが理由で、その日の便が残ってしまう状態です。
直腸に停滞する残便は、肛門の静脈のうっ血を助長し痔核(いぼ痔)の原因になります。また、排泄時にこの硬くなった残便により粘膜が傷ついて裂肛(切れ痔)になります。
残便の便中成分である、インドールやスカトールは便臭の元ですが、これらが粘膜から吸収されて口臭の原因になります。そして、ニキビや肌荒れにもつながると言われています。
さて、この残便が停滞する直腸性便秘(おしりの便秘)の原因は、「がまん」と言われます。がまんを習慣にすると、便意が弱くなり、排泄力が低下していきます。
いつも残便から排出されるので、便の出始めが硬く、続いてその日に作られたばかりの柔らかい便が出るという排便になります。毎日排便があっても、残便が生じるようでは隠れ便秘であり、痔疾患の8割は毎日排便しているが、残便のある人ということになります。
おなかの便秘でない場合は正常に便が作られているわけですから、残便による便秘の時に下剤を使用すると、下痢になります。
残便で裂肛になり、その後下痢便が通過します。そしてその下痢便も残便になり、裂肛部にとどまります。傷を汚染して感染することもあります。それが続くと肛門狭窄にもなりかねません。直腸性の便秘にはレシカルボン座薬や浣腸が適しています。間違ってもアントラキノン系と呼ばれる下剤を乱用してはいけません。
センノサイドを代表とする大腸刺激性の下剤です。この下剤の問題点は長期にわたって使用すると腸管メラノーシス(リポフスチンにより、腸の壁が真っ黒に色素沈着します。)を生じます。3か月程度で発症します。また、依存性のある下剤であり、下剤がないと排便できない、肛門狭窄を起こせば下痢でないと排便できない状況になる可能性もあります。乱用や漫然投与は注意です。
アントラキノン系はセンナ、アロエ、カスカラ、サグラダ、ダイオウなどです。センナには熱帯に自生するマメ科の植物でカッシア・アラタ(ゴールデンキャンドル、キャンドルブッシュ)などが含まれます。
センナの果実・葉は医薬品として扱われるので、食品である健康茶などに含まれてはいけないようです。しかし、ダイエット効果をうたっている健康茶などに含まれていることがあり、注意が必要です。 センナ、アロエなどアントラキノン系が含まれており、ダイエット効果、お通じの改善満足度99%。これは下剤という、薬剤の効果なのです。腸管メラノーシスや依存性のリスクがあるのではと考えられます。
おなかの便秘にはアントラキノン系ではなく、よく腸の検査で前処置に使用するラキソベロンやジェネリックのピコスルファートナトリウム錠が、依存性もなく妊婦にも使用できます。おしりの便秘ではレシカルボン座薬(直腸でガスを産生し、刺激します)、浣腸が安心して使用できます。
このような言葉が正式に認められています。シャワートイレの害です。
・洗浄のしすぎで、肌荒れし、かゆみや不快感、びらんの原因になります。
・衛生上の問題です。相当汚染しています。ビデなど使用すると、膣炎や膀胱炎になることも。また、ヘルペスやコンジローマなどの性感染症をうつされることもあります。
・がまんしない
・シャワートイレを使用しない
・洗いすぎない、乾かしすぎない
・トイレは5分以内
・2時間以上同じ姿勢を取らない
・飲酒は3日おきに
最後にフロアからVIO脱毛について問題は無いか質問がありましたが、においが気になるようになったという人がいるようです。
2016.11.28
11月27日秋葉原にてあらおクリニック荒尾先生により行われました。
アンチエイジングフードの講演でソムリエ協会シニアワインソムリエエキスパートの青木晃先生のご講演を拝聴いたしました。とても面白かったので、私の備忘録として以下にまとめてみました。
「フレンチパラドックス」と呼ばれるように、以前よりワインと予防医学には強い関係があることが分かっています。フレンチパラドックスとは。フランス料理にはたくさんの乳製品や肉類など、高脂肪な食材が多く含まれ、動脈硬化や虚血性疾患の観点からは決して健康的ではないものでしょう。しかし、フランス人は他のヨーロッパ諸国より、これらの疾患の罹患率が低い傾向にあります。ボルドーの博士がこれを提唱するようになり、要因として、赤ワインであるといわれるようになりました。言うまでもなく、赤ワインに含まれる、ポリフェノールが、体に良いのだということです。
ポリフェノールにはカテキンやタンニン、アントシアニン、イソフラボンなどなどあります。それぞれにアンチエイジング効果があります。レスベラトロールも代表的なポリフェノールです。
・抗がん作用・抗動脈硬化作用
・抗炎症作用
・抗酸化作用
・シミ予防
・UV障害の防止作用など、その恩恵はとても大きく、
・また、長寿遺伝子サーチュイン遺伝子を活性化し、強いアンチエイジング作用をもたらすのもレスベラトロールと言われています。
これこそ、フレンチパラドックスの要因ということになります。
ポリフェノールはぶどうの種子と皮に多く含まれます。赤ワインはブドウのしぼり汁と種子と皮も一緒に発酵させますのでポリフェノール大変多く含むことになります。一方白ワインはしぼり汁のみを発酵させるため、ポリフェノールはほぼ無いぐらい少ないです。
・黒ブドウの代表である、カベルネ・ソーヴィニヨン(フランス・カリフォルニア・南アフリカ・チリ・オーストラリアなど)は皮も厚く、もっとも多くのポリフェノールを含みます。タンニンも多いので渋みも強いのが特徴です。
・他にはタナ(フランス南西)
・ネッビオーロ(イタリア)
・シラー(フランス、オーストラリア)
など、いずれも渋みの強いものでポリフェノールを大変多く含みます。どうせ飲むならこの品種の商品を選んでも良いかと思います。また、10~20年寝かしたものが最も良いと言われています。
赤ワインと違ってポリフェノールの作用はありませんが
・抗菌効果が高い
・カリウムが多く、むくみ予防になる
・カルシウムやマグネシウムを多く含み、骨粗鬆症の予防効果がある
・腸内のpHを下げて大腸がん予防効果がある
・マロラクティック発酵(MLF リンゴ酸→乳酸にしてまろやかにする)するものとしないものがある。赤ワインはほとんど行われます。白ワインでMLFしないシャープなものはリースリング、ソーヴィニオン・ブラン(ロワール)などです。
ワインは糖質の少ない、低カロリーなアルコールです。諸説あるようですが、
・辛口ワイン(100㏄) 0.06~0.2g
・甘口ワイン(100㏄) 4.5g
・シャンパン(100㏄)1.2g
・ビール(350㏄)12g
・日本酒(1合)8g
アルコール発酵の過程で糖質は消費されていきます。しかし、ぶどうジュースはそのまま糖質です。太ります。さて、アルコールですからいくらワインが体に良いといっても、アルコールは毒です。ボトル1/3~1/4程度が適量です。
講演の最後に座長先生からの質問で、ワインに素人が、体に良いワインを注文するなら何と頼めばよいのか?答えは「ボディーがしっかりしていて、タンニンが多いもの」カベルネソーヴィニヨンのことです。
2016.11.26
美容皮膚科におけるムダ毛の医療脱毛についてです。
1)効果が良い これは回数が少なくて済むということが一つ。ひげ脱毛、Iラインの脱毛などは、回数を重ねてもなかなか効果が出しにくい部位です。これらがきちんと処理できるかどうか。
2)痛みが少ない 施術の技術や機械の種類によっても変わります。また、機械の種類は、光・ダイオードレーザー・アレキサンドライトレーザー・YAGレーザーなど、波長の問題と、シングルパス(単発打ち)か、マルチパス(重ねうち、いわゆる蓄熱式脱毛と呼ばれます)かによっても変わります。
3)副作用が少ない 主な副作用・・・やけど、色素沈着、硬毛化、白髪化 です。これも機械の種類、体質、肌状態によって左右されます。
4)安価である
さて、ここからは施術者側が医療脱毛機に求めることも含まれています。
5)施術しやすくて一回の施術が速い これは施術者の技術もそうですが、何より、機械のスピードによります。
6)機械の業者さんの対応がよい 万一の故障時など、すぐに対応できなければなりません。
7)機械や消耗品、保守管理費用が抑えられている これは患者さんに対する料金に反映されてしまいますから、重要なことです。
写真は当院の医療脱毛スタッフ研修です。ルミナス社製のライトシェアという、ダイオードレーザー(シングルパス)です。とても良い器械で全国的に人気があります。良く抜けます。
スタイリッシュでかっこいい。スタッフ同士で照射トレーニングです。
「お~、良く焦げている!」
自分の足でもトレーニングしておきました!皮膚を吸引して照射するタイプです。他社に無い素晴らしい技術です。
岐阜市薮田南 形成外科・美容外科ぎふスキンケアクリニック 医療脱毛 レーザー脱毛 に関する投稿
カテゴリ:脱毛
2016.11.26
カテゴリ:スタッフブログ