院長ブログ
Diary of Gifu Skincare Clinic
2015.09.29
皮膚の表面にできるできものについて、インターネットでいろいろ検索すると、患者さんは粉瘤(アテローム)が、自分にもある!と気付かれるようです。当院は粉瘤(アテローム)の患者さんが多く来られますが、意外にも「粉瘤ができました」と訴えてくる方は80%で、その他の方は「なんかしこりができたんですけど・・・」という方です。
粉瘤(アテローム)も皮膚良性腫瘍の代表格ですが、上記の80%の中で、本当に粉瘤であることは70%程度といった印象です。30%は他の良性腫瘍ということです。ではどんなものがあるのか、この9月に手術した腫瘍をご紹介します。(以下、術中写真がございますので、苦手な方はテキストのみ読みたいとお問い合わせください)
これは大変わかりにくいのですが、5㎜程度のしこりと、皮膚の表面に孔があります。小さな粉瘤を疑う所見です。
これも小さな粉瘤です。極力小さな傷で袋ごと綺麗に摘出するようにします。
この写真も粉瘤(アテローム)です、切り取った腫瘍から、内容物が出てきているところです。角化剥離物と呼ばれる、垢のような粥状物が充満し、とても臭いです。
この腫瘍は皮膚表面に石ころが入っているかのように固い腫瘍です。表面から透けて青っぽく見えることがあります。(これはよくお子様の顔面で見られます)写真は成人まで育て上げた少し大きめの石灰化上皮腫です。粉瘤や脂肪腫に続いて割と頻度の高い良性腫瘍と思います。粉瘤と同じく、感染することもたまに経験します。
これは足底にできたものです。何らかの原因で、毛細血管が拡張し、このように赤く盛り上がった腫瘍になってしまうものです。教科書的には手術で摘出するのが最も確実で、小さい物は液体窒素で冷凍凝固することもあります。次の写真は頭皮にできた血管拡張性肉芽腫です。
今回は単発でしたが、多発性脂腺嚢腫という疾患もあります。一見粉瘤ではないかと思って手術しましたが、剥離すると薄い皮膜に包まれた脂腺嚢腫ということでした。
乳輪にあるブツブツで、モンゴメリー線です。美容外科にはこの乳輪のブツブツを除去してほしい方がお見えになります。小さいですがわずかでも傷痕が残っていしまいますが、ご希望により摘出します。写真はおそらくモンゴメリー腺とその周囲の結合組織と思います。モンゴメリー腺は生理学的な意味があります。
・わきがで有名なアポクリン腺という汗腺の一種で、乳腺が開口しているモンゴメリー腺もあります。児の哺乳意欲を高めるような匂いを分泌すると言われています。したがって、モンゴメリー腺の数が多いほど、生後の生理的体重減少が少なく済むと言われています。
・一つに乳輪に7~8個と、ある程度数が決まっているようです。また、乳輪の中でも上外側に多く分布します。この場所は乳児の鼻が当たりやすい場所です。
カテゴリ:皮膚良性腫瘍(おでき)
2015.09.16
カテゴリ:スキンケア シミ シワ スタッフブログ
2015.09.15
カテゴリ:スキンケア シミ シワ スタッフブログ
2015.08.25
美容目的で顔に当てて転がすローラーを一度は使ったことがあると思います。いわゆるコロコロです。これらはローラーを転がすことで皮膚の血流やリンパ流を良くする効果があると言われております。長年にわたって続けることでアンチエイジング効果があるのかもしれません。また素材を工夫して作られるようですが、医学的根拠は聞いたことがありません。
私の持っているローラーはエンビロンのコロコロです。
従来のコロコロと違うことは、ローラーの表面に0.2㎜長の針(突起)が配列されていることです。つまりこれを転がすと少しチクチクするわけです。
写真ではわかりにくいですが、肉眼でもはっきりわかる突起です。指でなでると引っかかります。
下の写真はダーモスコープロールの表面を拡大しています。突起がよくわかります。
通常のエンビロンホームケアは洗顔→トーナー→保湿ですが、ロールキットはトーナー塗布後に使用しその後保湿するという順序でしようします。
上図のごとくロールキットを転がすと無数の微細な孔「マイクロチャネル」が角質に開くことで保湿剤に含まれる有効成分(ビタミンA)が100倍浸透するという理論です。0.2㎜の針は肌の弾力を無視すると表皮有棘層に当たるぐらいかと思います。バリア機能に何らかの影響を与える可能性はあるかと考えられます。
エンビロンスキンケアシステムでホームケアを開始すると、少しずつビタミンAの濃度を上げていきます。そのたびにどんどん肌状態が改善していくのを感じます。しかし、ビタミンA濃度がマックスで使用していると、更なる美肌効果を出すのが難しく、良くなった現状を維持していくこと(それでも一般的な化粧品では難しいことです)になります。そこでロールキットを導入すると、更に上の美肌を得ることができます。しっかり使い続けるとその差がはっきりと出る印象です。
・使用後、保湿剤が吸い付く感じがします。浸透している実感です。これは凄い!という感動です。患者さんもそのように言われる方が多いです。これはおそらくまずマイクロチャネルに毛管現象として入り込むことと思います。そしてマイクロチャネルにとどまっている成分は通常よりより総面積の広い皮膚から吸収されることになります。ただ、この保湿剤の吸い付く感じは、ロールキットを使っている間にトーナーが完全に乾くので、いつものお手入れと同じ量のジェルでは物足りないだけでは。と思ったこともあります。しかしそんなことはありません!やはり使用後にはロールキット無しでは得られない凄いハリ感もでます。直後のこのハリはいつもよりも保湿が十分になされている証拠と思います。強く腫れるほどの刺激はありませんから。
・ロールキットを転がしすぎると、肌の微細な炎症を引き起こす可能性はあります。ですのでほどほどの使用にすべきです。特に注意したいのは、肝斑部位です。禁忌とは思いませんし、肝斑部にエンビロンが十分浸透するのならば肝斑にも有効なのでしょう。しかし、物理的刺激による慢性炎症は肝斑の重大な悪化因子です。肝斑部は優しく、回数も少なめ、そして決して強く押し付けないよう注意しておく必要があります。特に頬部の骨の上などは力がかかりやすいと思いますから注意が必要です。
カテゴリ:スキンケア・エステ・コスメ
2015.08.24
2015.08.23
メガネの鼻当ての当たるところって、黒ずんでシミになっている方はとても多いと思います。このシミは慢性的な機械刺激、つまりパッドによってこすれたり圧迫されたりして皮膚が慢性炎症を起こし田状態が続くため、炎症後色素沈着が全然改善しない状況になっています。炎症後色素沈着の治療方法について
そこでノーズパッドのないメガネを提唱して開発した先生が、新潟にある美容皮膚科の野本先生です。当院では同先生の開発したミネラルファンデーションも採用し好評のため、メガネもどんなものか興味があり、先日の日本美容皮膚科学会で現物を見てきました。
このサングラスはノーズパッドは無く、サイドパッドが頬骨に当たることでささえています。写真では透明の素材のサイドパッドがわかります。
こちらはAirFly(㈱ジゴスペック)です。同社同製品のHPはこちらです。同様の機構です。顔にフィットするよう、自分でパッドやテンプルを調節することが可能です。
私は実際に買って使っています。このサイドパッドによる恩恵をまとめてみます。
心配なことはサイドパッドがあたる部位は慢性的な刺激でシミにならないかということです!鼻よりも圧が分散しそうですから、大丈夫かと思うのですが・・・。こまめにパッドの当たり方を調節しておくしかないと思います。3時間使用した時の、右頬部の発赤の写真を示します。
ごく軽度です。それより毛穴が目立つので、がんばってエンビロン、ロールキットを転がさないといけません。
今回日本美容皮膚科学会でこの展示ブースはなかなか盛況でしたから、こんご世に広まっていくこと期待しています。
ご興味のある方は、当院「形成外科・美容外科ぎふスキンケアクリニック」にお問い合わせください。
今回は特殊なシミの投稿でした。光治療やレーザー治療ではダメです。そもそもそこにパッドが当たらないようにしないと!
2015.08.16
色は褐色調ですが、黄色っぽいものから黒色調のものまでさまざまな濃さのものがあります。大きさは数mmから2~3cmくらいで、平坦なもの(老人性色素斑とも言われます)やわずかに盛り上がるものから突出したしこりになるもの(老人性疣贅やアクロコルドン)まであります。
写真は背中の脂漏性角化症で、茶褐色の小さな点々があります。(写真下方の左右にある濃い黒い点はホクロですから、脂漏性角化症とは全く違います)
良性ですから放っておいても問題はありません。アンチエイジングの観点から考えると、やはり肌老化を感じさせ、老けた印象で、決して若々しくありません。また、多発すると、自分でも見た目が気持ち良いものではないなと、思ってしまいます。
小さく平坦、もしくは若干の盛り上がりのあるものは炭酸ガスレーザーによる除去が良いと思います。病変は皮膚のとても浅いところにあるので、除去しても正常な皮膚が再生するため、痕が残りません。ちなみにホクロはレーザーで除去しても、病変が深いので少なからず痕が残ります。
写真は除去後の同じ部位です。(ホクロは痕が残るので取らなかったケースです)治療直後ですが、若干の赤みがあります。少し擦り剥けた状態ですから、数日軟膏を塗布しておいていただければ綺麗に治ります。
麻酔は無しでも耐えられることが多いです。ご不安な方には麻酔クリームを塗布します。
他の治療法としては、大きいものは手術することもあります。また、液体窒素による凍結療法も行う施設があります。電気メスで焼く施設もあります。手術は別として、凍結療法や電気メス焼灼は脂漏性角化症の病変周囲にも損傷が広がることもあり、その結果、炎症後色素沈着という、治療後の数か月続くシミになったりするリスクが高くなると思います。炭酸ガスレーザーは周囲組織への影響を最大限抑えるように工夫されているので、最も愛護的な除去方法と思います。
下の写真は治療翌日です。治療部位が赤い点状に見えます。数日で治ってしまいますが、顔や首など、見える部位の場合は施術時期を考えた方が良いかと思います。
前述のとおり、大変優れた治療方法ですので、デメリットは少ないです。ぜひとも治療されることを希望します。下の写真は頸部の脂漏性角化症、アクロコルドンと呼ばれるものやスキンタッグ、軟性線維腫といった首のイボです。左は治療前、右は治療後1週間目です。とてもきれいになっていますし、清潔感と若々しさが戻った印象です。
・治療は麻酔をしなかったので、若干の痛みがあること。
・沢山の個数を治療すると時間がかかり、痛みと焦げ臭い匂いで少しつらいこと。
・手間をかけて治療した分、大変エクセレントな結果になること。
上記のような多発例には向きまんが、孤発例の治療では、拡大鏡(ダーモスコープ)をしようして、綺麗に取れているか確認しながら治療しています。
このように拡大鏡を使用すると、除去できているかよくわかるので、極力浅く最小の侵襲で治療することが可能です。また、逆に取り残しの可能性も少なくなります。
カテゴリ:シミ 皮膚良性腫瘍(おでき) 院長ブログ
2015.08.05
2015.07.20
2015.07.20
先日、当院の扱う基礎化粧品エンビロンの販売元プロティア・ジャパンのフォローアップ研修に参加してまいりました。代表の戸澤氏から、同氏の提唱するアクティブエイジングについての講演を拝聴いたしました。「老化現象は加齢に伴う病気である」という考え方をされています。以下にご紹介いたします。
アンチエイジングという言葉は、直訳すると対加齢ですが、加齢現象を止めることはできません。今、社会の求めるアンチエイジングは正しく、アクティブエイジングではないのでしょうか。アクティブエイジングには3つの要素があります。
魅力的に年を重ねていく。健康的なボディシェイプ、若々しい肌など、老化を予防しながら魅せられる自分になりたいものです。
生産的な活動力、精神力を伴いながら都市を重ねよう。税金を納められる老人を目指そう。など、いろいろ解釈できますが、体力、知力、気力を保っていけるように体と心を鍛えながらそして食を考えながら過ごすことが、大切になります。
上記2つを満たす時が、本当の成功なのだと思います。魅力を失ってもまあいいや、人の世話になってもまあいいや、それでも成功といえますか?そんなことを望む人はいないと思います。
アクティブエイジングのために必要なことをプロティアジャパンは「肌 エンビロンスキンケア」「心体 パワープレート」「食 ドクターズサプリメント」の3つから提供しています。
また、医療と非医療の調和をめざします。たとえばアトピー性皮膚炎のケアをステロイドや免疫抑制剤などの医療介入だけで良くなるのでしょうか?やはり日々のスキンケアで行わなといけないことがあると思います。当院でも、アトピーや重症のニキビ、シミ、しわ、また術後のケアなど、医療的介入とエンビロンスキンケアシステムを相互作用させて、良い結果を出しています。当院はエンビロンスキンケアが大変好評をいただいております。私は使用して2年ほどになりますが、肌老化を感じるよりはむしろ肌は良い状態になってきていると実感しています。
パワープレートについてはまた今後とりあげますが、三次元加速度運動を実現した、フィットネスマシンです。体験してきたので、写真をアップします。
三次元高速振動の上でストレッチ
同様に、振動を受けながら、全身に負荷をかけます。
当院のスタッフが下肢のマッサージを受けています。振動の上にバランスボールで圧迫します。
カテゴリ:アンチエイジング