スタッフブログ
Staff Blog
2022.06.28
こんにちは。スタッフのAとRです!
夏も近づき、紫外線が気になる季節になってきましたね。
実は、皮膚の老化の80%が光老化と言われています。
紫外線にはUVA波、UVB波があります。
UVA波は真皮まで届き、コラーゲンやエラスチンを低下させ、しわ・たるみの原因になります。
UVB波は表皮まで届き、浴びた直後は肌が赤くなる日焼けを起こし、しみ・そばかすの原因になります。
近赤外線(ブルーライト)は紫外線よりも肌の奥に届き、コラーゲンを破壊します。たるみの原因になると言われています。
なんと、この光老化は、予防が可能です!
そこで、当院で取り扱っている人気商品エンビロンから、日焼け止めのご紹介をしたいと思います。
▽商品の特徴
・ビタミンC、ビタミンE、ベータカロチンが配合されており、エイジングケアも同時に叶えることができる。
・しっとりとしたテクスチャーで、色味は黄色で化粧下地としても使用可能
・エンビロンのジェル、クリームに混ぜて使用することが可能
・UVA、UVBの両方をカット
・特有の香りがあります
▽こんな方にオススメ
・日焼け止めで乾燥しやすい方
・しっとりとしたテクスチャーがお好みの方
・UV対策をしながら、エイジングケアをしたい方
▽商品の特徴
・ノンケミカルタイプ(紫外線吸収剤不使用)
・さっぱりとしたテクスチャーで、色味は白色で化粧下地としても使用可能
・エンビロンのジェル、クリームに混ぜて使用することが可能
・UVA、UVBに加え、近赤外線(ブルーライト)をカット
・特有の香りがあります
▽オススメの方
・敏感肌の方、オイリー肌の方
・さっぱりとしたテクスチャーがお好みの方
・ブルーライトカットしたい方
SPF50の日焼け止めをご使用の方も多いかと思いますが、
実は、SPF15とSPF50の防御力の差は5%以下と言われています。
肌に負担の掛かりづらい日焼け止めを使用して、肌を労りながら、サンケアしてみませんか?
また、レチノール配合のエンビロンを併用してダメージを受けた肌の補修もオススメです!
商品の購入をご検討されている方はお電話にてお問合せください。
カテゴリ:エンビロン スキンケア・エステ・コスメ スタッフブログ
2017.07.09
世の中の日焼け止めには、紫外線吸収剤(紫外線を吸収し肌に到達させないもの)と紫外線散乱剤(紫外線を反射させ肌に到達させないもの)という成分の2種類があります。
紫外線吸収剤は化粧品として加工しやすいのが利点です。SPF値も高く作ることが可能で、肌から取れにくいよう界面活性剤との相性も良いです。しかし、有機化合物であり、紫外線を吸収すると肌に刺激のある物質に変化します。つまり肌に良くないということです。
一方、紫外線散乱剤は化粧品にすると白く浮きやすく、加工しにくく、SPF値を高く作ることが難しいのが欠点です。しかし、天然ミネラル(鉱物)でできているので、無機物です。つまり肌にアレルゲンとなったり、刺激になることが非常に少ないため、肌に優しいと言うことです。
日本皮膚科学会では、日常的にSPF15~30、PA+以上のサンスクリーン剤を使用することを勧めています。これは美容のみで無く、日光角化症(SCCの前がん病変)や基底細胞がんの予防のためにも大切なことです。日頃からSPF50の紫外線吸収剤を使用することは、逆に肌に対して刺激となり痛めかねません。
SPF(サンプロテクションファクター)とは、UBVを防ぐ効果を示し、最大50+の製品があります。SPF15とは、たとえばUBVを浴びると10分で赤くなる人が10分×15=150分、つまり塗らないときに比べ15倍赤くなるのを延ばせるということです。日焼けやしみの原因です。
PA(プロテクショングレイドオブUVA)とは、UVAを防ぐ効果を示し、最大PA++++の製品があります。しわなど、真皮コラーゲンへのダメージの原因です。
紫外線散乱剤で構成される化粧品は肌に優しく日常的に使用すべきです。ほとんど外出しないのでしたら、日頃からビタミンAを使用していただいていると紫外線にも強いので使用しなくても良いと思います。しかし、10分でも外を歩くなど、外出があるのでしたら使用すべきと思います。紫外線散乱剤でSPF値も満たすものも多いです。しかし、海やプールなど、レジャーとなると肌なじみがよく、落ちにくい紫外線吸収剤を使用しないと仕方が無いのかなと考えます。SPF50PA++++ということです。
最近は紫外線吸収剤でも、肌に刺激とならない工夫が売りの日焼け止めも市販されているようです。また、紫外線散乱剤でもSPF値が50のものはいくつかございます。
薬局では紫外線吸収剤が使用されていないもは「ノンケミカル」「紫外線吸収剤フリー」「紫外線吸収剤不使用」と書いてあります。(成分表に載っています。)
エンビロンのラドローションは紫外線吸収剤と散乱剤と両方でできているのですが、肌へ低刺激となる工夫や、他の美容成分、抗酸化成分がたくさん使われており、美容液のように使用可能です。もちろん日常的に使用を推奨しています。レジャーの場合は必ず3時間程度で塗り直しをして使用してほしいです。SPF16ですが、塗り直しをすると焼けません。
ビューティフルスキンのUVミルクですが、こちらは完全に紫外線散乱剤のみでできています。SPF30ですが、こちらも塗り直しをしないと焼けるような印象があるので注意してください。しかし、この製品は化粧水感覚でジャブジャブと使いやすく、軽いです。もちろん肌へ刺激になりにくいです。少し塗り始めは皮膚からはじかれるように見えますが、ゆっくりなじませていただければ大丈夫です。
カテゴリ:スキンケア・エステ・コスメ
2016.11.14
お待たせいたしました。当院でも待望の「ラシャスリップス」導入いたしました。
リップグロスですが、有効成分が粘膜の修復や、アンチエイジングに役立ちます。また塗るだけで数分後にはふっくら唇になっていきます。これはメントールとカプサイシンが配合されていて、唇の粘膜が刺激され、血管が拡張し、血流がup。この刺激は癖になります。
常時6色は在庫を置いてあります。全12色です。希望の色があればすぐに取り寄せ可能です。
1本あたり¥7500(税別)です。
岐阜市薮田南 形成外科・美容外科ぎふスキンケアクリニック ラシャスリップス マキシマイザー
カテゴリ:スキンケア・エステ・コスメ
2016.08.30
光老化と呼ばれますが、しみ・シワの原因として、紫外線は8割の悪役を担っています。年齢のせいにしてはいけません。そして、皮膚がんの重要な原因になっています。外仕事(農業や漁業など)をつづけてきた高齢者の方の日光露出部位(顔や手の甲)などは、よく皮膚がんが発生します。一卵性双生児が、紫外線対策をした方と、しない方で80歳まで観察すると別人のように肌質に違いがでるのです。
一利あるといわれるは、紫外線によって体内にビタミンDを合成することができるということです。その為過去には日光浴というものが推奨されましたが、必要なビタミンDは日陰に30分、つまり普通に生活しているだけで十分な紫外線量が得られます。
健康的に日焼けするなんてことは、過去の妄想です。
・子供のうちから日焼けをしよう! と言っていると皮膚がんになります。
・夏日焼けをすると冬風邪をひかない! と言っていると免疫機構が1週間程度不安定になってヘルペスが出たり、疲れをためてしまいます。
・日光浴で丈夫な骨を作ろう!上記のごとく、その必要はありません。
衣服、サンスクリーン剤、つばの大きな帽子、サングラスを使って紫外線防御し、日陰にいなさいというキャンペーンです。slip slop slapと韻を踏んで国中に浸透させ、皮膚がんの発症を減らしているとのことです。
日焼け止めに関してはSPF15~30 PA1+を日常的に塗布することで、日光黒子や日光角化症(皮膚がんの手前)扁平上皮癌も、光老化も効率的に予防可能です。しかし、薄く塗るだけではだめです。重ね塗りするぐらいで表示された効能を発揮しますから、注意してください。塗り直しが重要なのも上記のとおりです。
本来教育現場で行うべき紫外線対策を挙げてみますが、日本は先進諸国の中でもかなり遅れているようです。文科省は主導力が弱く、日本美容皮膚科学会などが主導で啓蒙活動を行っています。
紫外線量は一日の中でも変化します10時から15時の比較的紫外線量が多い時間帯は、外での活動を控えるべきです。しかし学校でも幼稚園でも真昼間にプールやってます。
昼にプールをせざるを得ないのであれば、天幕を張ってやりましょう。それもできないのであれば、せめてプールサイドに日陰は作っておくべきです。そして夏は室内中心のスポーツにした方が良いのかもしれません。
ラッシュガードが許可されている学校は少ないと思いますが、推奨すべき紫外線対策です。
ウォータープルーフの日焼け止めは塗ってプールに入るべきです。水が汚染して濁るなんてことはありません。これもまた、子供に日焼け止めを持参させて良い学校なんて聞かないですよね・・・。
3)4)に関しては、給食代も払わない家庭がある中、日焼け止めも買わない(買えない)という家庭もいらっしゃると思いますので、学校側で準備するなど、課題が多いと思います。
カテゴリ:スキンケア・エステ・コスメ 皮膚悪性腫瘍 院長ブログ
2016.05.10
当院では、美肌、アンチエイジング目的に、ビタミンAであるレチノールを使用したスキンケア「エンビロン」を実践しております。
多くの方に結果を出していただいて、美肌の第一選択といえる治療法と思っています。
ビタミンAの作用については、こちらをご参照ください。
主として上記二つが主な作用です。副作用として、高濃度のレチノールでは、皮膚の赤みや、皮剥けなど、レチノイド反応と呼ばれる症状が出現することがあります。エンビロンでは、低濃度から徐々にステップアップするように、プログラムが作られています。
最近はドラッグストアのコスメにも、ビタミンA配合やレチノール配合といったアイテムを目にすることが増えてきました。医師の指導の下ではないので、おそらくレチノイド反応が誰にも出ないぐらい低濃度で配合されていると推測されます。逆に効果もマイルドなのかなって推測されます。しかし、唯一肌を若返らせることのできるビタミンAがちゃんと入っているというのはとっても良いことです。化粧品コーナーでは、ビタミンA配合のものを探してみてはいかがでしょうか?下の写真は、某メーカーのハンドクリームです。私もエンビロンを手の甲に塗布して、手背のアンチエイジングをしています。
カテゴリ:スキンケア・エステ・コスメ
2016.02.22
めがねやサングラスの鼻当て部分の当たる皮膚は、炎症後色素沈着を繰り返し、難治性のシミになること、そこでノーズパッドレスのめがねやサングラスについて、昨年投稿致しましたが、時々お問い合わせがあるので、同製品のHPのリンクを掲載しておきます。
カテゴリ:スキンケア・エステ・コスメ
2015.12.13
前回の投稿同様、吉川病院形成外科の川添先生の講演を拝聴いたしました。私の考察も含めて少しご紹介させていただきます。
当院もエンビロンスキンケアとドクターズサプリにより肌から、そして内側からも強力な抗酸化物質であるビタミンAを摂取することを強く推奨しております。ビタミンAの外用については以下のページをご参照ください。
従来スキンケアというと、洗顔(清潔)、保湿、UVケアが重要な要素でありました。ここではさらに「抗酸化作用」もスキンケアの重要な要素になっているといえます。当院でも、患者様のスキンケアを見直す際には洗顔の仕方や洗顔料のチェックをします。そしてその方にあった保湿剤(使用感や香り、価格など)をチョイスします。UVケアに関してはSPFの知識や紫外線吸収剤や散乱剤についての知識をお話してチョイスします。そして最も重要なのは光老化を予防するための抗酸化ビタミンの必要性です。今の美容皮膚科はレチノールをはじめとするビタミンAを無くしては成り立たないと思っています。逆に言うと、ビタミンAは唯一、肌質を改善する力を持つ物質ともいえると思います。
エンビロンスキンケアとフォト治療を組み合わせたり、CO2フラクショナル治療を行っています。機械による美肌治療を単独で行うより、エンビロンスキンケア・サプリによるビタミンAを作用させながらの治療は以下のような効果があると私も感じています。
1治療効果がupする(これは全例に言えると確信しています)
2機器治療の副作用が低下する(当然、肌状態つまり保水力やバリア機能の保持された良い状態はトラブルが少ない)
3機器治療のダメージからの回復力up(ターンオーバーが促進しており治りが早い、フォト自体の光障害から守れる)
4老化予防や若返り効果がある(テロメアの短縮を予防し細胞の老化を防ぐ)
5メラニン合成を阻害する(施術後の炎症後色素沈着や肝斑の再発などを防ぐ)
秋冬は紫外線が弱まります。しかし、日が傾き照射されるため、紫外線が室内に入り込みやすく、UVケアは必要なのです。室内に入る紫外線は肌老化や眼の老化(黄斑変性症や白内障などは紫外線の影響が強く出ます)を促進します。そこで黄斑や網膜の代謝に必要なルテインやゼアキサンチンと呼ばれるカロテノイド(ビタミンA)の摂取が推奨されます。川添先生はこれらは季節の野菜でうまく摂取できると述べられました。確かに、カボチャやニンジン、モロヘイヤなどはビタミンAを多く含んでいます。ヒトの営みとうまく関係しています。
「実年齢より若いと感じているヒトは、死亡リスクが40%低くなる」これは実証されているようです。ビタミンAは長い目で見て、今から続けるべきスキンケア・ボディケアであると思います。目指せます!何よりの特効薬、私もそう思います。
カテゴリ:アンチエイジング スキンケア・エステ・コスメ 院長ブログ
2015.08.25
美容目的で顔に当てて転がすローラーを一度は使ったことがあると思います。いわゆるコロコロです。これらはローラーを転がすことで皮膚の血流やリンパ流を良くする効果があると言われております。長年にわたって続けることでアンチエイジング効果があるのかもしれません。また素材を工夫して作られるようですが、医学的根拠は聞いたことがありません。
私の持っているローラーはエンビロンのコロコロです。
従来のコロコロと違うことは、ローラーの表面に0.2㎜長の針(突起)が配列されていることです。つまりこれを転がすと少しチクチクするわけです。
写真ではわかりにくいですが、肉眼でもはっきりわかる突起です。指でなでると引っかかります。
下の写真はダーモスコープロールの表面を拡大しています。突起がよくわかります。
通常のエンビロンホームケアは洗顔→トーナー→保湿ですが、ロールキットはトーナー塗布後に使用しその後保湿するという順序でしようします。
上図のごとくロールキットを転がすと無数の微細な孔「マイクロチャネル」が角質に開くことで保湿剤に含まれる有効成分(ビタミンA)が100倍浸透するという理論です。0.2㎜の針は肌の弾力を無視すると表皮有棘層に当たるぐらいかと思います。バリア機能に何らかの影響を与える可能性はあるかと考えられます。
エンビロンスキンケアシステムでホームケアを開始すると、少しずつビタミンAの濃度を上げていきます。そのたびにどんどん肌状態が改善していくのを感じます。しかし、ビタミンA濃度がマックスで使用していると、更なる美肌効果を出すのが難しく、良くなった現状を維持していくこと(それでも一般的な化粧品では難しいことです)になります。そこでロールキットを導入すると、更に上の美肌を得ることができます。しっかり使い続けるとその差がはっきりと出る印象です。
・使用後、保湿剤が吸い付く感じがします。浸透している実感です。これは凄い!という感動です。患者さんもそのように言われる方が多いです。これはおそらくまずマイクロチャネルに毛管現象として入り込むことと思います。そしてマイクロチャネルにとどまっている成分は通常よりより総面積の広い皮膚から吸収されることになります。ただ、この保湿剤の吸い付く感じは、ロールキットを使っている間にトーナーが完全に乾くので、いつものお手入れと同じ量のジェルでは物足りないだけでは。と思ったこともあります。しかしそんなことはありません!やはり使用後にはロールキット無しでは得られない凄いハリ感もでます。直後のこのハリはいつもよりも保湿が十分になされている証拠と思います。強く腫れるほどの刺激はありませんから。
・ロールキットを転がしすぎると、肌の微細な炎症を引き起こす可能性はあります。ですのでほどほどの使用にすべきです。特に注意したいのは、肝斑部位です。禁忌とは思いませんし、肝斑部にエンビロンが十分浸透するのならば肝斑にも有効なのでしょう。しかし、物理的刺激による慢性炎症は肝斑の重大な悪化因子です。肝斑部は優しく、回数も少なめ、そして決して強く押し付けないよう注意しておく必要があります。特に頬部の骨の上などは力がかかりやすいと思いますから注意が必要です。
カテゴリ:スキンケア・エステ・コスメ
2015.05.26
当院では日本美容外科学会JSAPSの分科会であるMSCSメディカルスキンケアスペシャリスト講習会に毎回参加するようにしております。5月24日に東京都市センターホテルで開催されました。委員長先生がいつも大変興味深いお話をされるのでそれを日々の診療に生かせるように、記憶するようにしています。その中で、「美意識を高く持つには」というお話がありました。美意識を持つということは美容医療には大変重要なことと思っております。当院の患者様にも美意識を高く持っていただくようにカウンセリングの中で日常生活指導もしっかりさせていただいているつもりです。今回の内容を少しご紹介いたします。
ストレスをためることは体内の恒常性を乱します。ステロイドホルモンが過剰に産生され、免疫力低下を引き起こしたり、酸化ストレスといって活性酸素をはじめとするフリーラジカルが効率的に除去できず、エイジングを早めるように細胞を傷つけていきます。悩まないように生きることは簡単ではありませんが、こだわらなくてもいいことや、軽く、明るく、前向きに考えれば良かったという事がらは意外に多いものかと思います。なるようになるさ。大人は大耳。
自分の顔は自分で見るよりも人が見ている時間が圧倒的に長いことにお気づきでしょうか。自分の顔は人のためにあるのだと自覚していただきたいです。また鏡をみてウィークポイントの自覚を持ち、そのためにどうすべきか、常に考え、アンテナを張っておきたいものです。そうでなければ行動に出られません。逆に自分の良い点に自信を持つためにも鏡を確認したいものです。
自信を持つことは顔立ち、立ち居振る舞いを変えます。良い出会いが生まれます。人生が豊かになります。ずっと美しくいたい、充実した人生を送りたいと思うようになり、行動に変わります。
③ともつながると思います。美意識が高い人と話すには自分の美意識も高く持っておかなければいけません。そのために行動することができます。
紙に書く、SNSに書き込むでも良いと思いますが、自己の反省と、発散を兼ねて自分を出してしまうことはストレスを溜めないようになり、次にすべきことが分かるようになります。
できそうで全然できていないことばかりと反省しています。
カテゴリ:スキンケア・エステ・コスメ 院長ブログ
2014.10.21
レーザー治療や光治療、水光注射、イオン導入などなど、美肌に関する治療法は種種あります。
しかし、ホームケアにおけるスキンケアで、その人のベストな肌状態でいないと、施術効果は十分発揮できないと思いますし、施術の副作用も発生しやすいと思います。
また、ホームケアとは直接的なスキンケアのみでなく、食生活、睡眠、ストレスなども重要な要素です。
スキンケア5つの秘訣
中でもビタミンCはお肌に良い成分として、化粧品に含まれ、イオン導入に使用され、内服薬やサプリメントでも摂取することが、美容皮膚科ではルーチンに行われています。当院でもその方向性は重要と思っていますが、美肌のためのビタミンというと、ビタミンC、EやB群は脇役であり、何よりもビタミンAが主役に位置づけられていると考えています。ビタミンCは強力な抗酸化物質で、肌の保護や修復には不可欠なのですが、皮膚に対する直接的な役割があるのはビタミンAです。
この考え方は、肌老化はほとんどが光老化である、つまり紫外線が肌を老化させる、ということから、成り立つ考え方です。しみ、しわが増えてきたというのを年のせいだけにしてはいけません。年のせいより紫外線の影響の方が主です。(もちろん遺伝的な要因などもあります)
① ビタミンAは、パルミチン酸レチノール、レチノール、レチナール、レチノイン酸と、代謝されますが、パルミチン酸レチノールは食物などから摂取され、皮膚に安定して蓄えられます。特に若年者ではこのパルミチン酸レチノールが多く蓄えられており、加齢とともに減少します。パルミチン酸レチノールの作用は、自ら紫外線を吸収し、無くなることで紫外線から皮膚を守る働きをします。子供の皮膚は紫外線に強いということです。
② パルミチン酸レチノールが代謝されたレチノイン酸は、皮膚のターンオーバーを促進する働きがあります。しみを薄くする塗り薬に、トレチノイン誘導療法というのがあります。これは表在性メラニンに対し、レチノイン酸を塗布することによりターンオーバーを促進し、メラニン排泄を促進し薄くしていくものです。
βカロチンなどのビタミンAを積極的に摂取することはお肌に重要なのですが、化粧品で外から補うというものも、いくつかラインナップがあります。保湿やUVケアは基本的なスキンケアですが、ビタミンAを配合し、上記のような作用を狙う機能的スキンケアが、当院の美肌治療におけるベースラインであり、どんな患者さんにも実践いただけ、かつ効果の高いものであると思っています。
カテゴリ:スキンケア・エステ・コスメ