院長ブログ
Diary of Gifu Skincare Clinic
2014.12.10
2015年2月14日(土)、15日(日)に内覧会を開催致します。お誘い合わせの上、ご来院ください。
開催時間:午前10時~午後3時
事前の申込は必要ありません。
どなたでも院内をご覧になることができます。
皆様お誘い合わせの上、ご来院をお待ちしております。
カテゴリ:院長ブログ
2014.11.07
アテローム(粉瘤)という、良性皮膚腫瘍があります。
普段はしこりとして触れたり、大きくなると、見た目にできものとして盛り上がって見えます。
また、アテロームの盛り上がりの中央部には小さな穴があって、そこから粥状物と呼ばれる内容物が出てくることがあります。これは皮膚の代謝産物です。
この腫瘍は被膜と呼ばれる袋があり、その中に粥状物がたまっています。治療は手術のみです。被膜ごと、摘出します。しかし、良性でありますから、経過観察でも、かまいません。
その経過中、問題になることは、時々粥状物が出てくることがあり、とっても臭いです。そして、一番の問題は感染するリスクがあるということです。感染とは、ばい菌が付着し、膿んでしまった状態で、赤く腫れて痛いのが問題です。少し悪化すると、排膿といって、粥状物以外にも膿汁が排出されるようになります。
アテロームの感染は腫れて痛いこと以外にも問題はあります。
これを治療するには、一度感染を鎮静させなければなりません。それには切開排膿が必要です。
局所麻酔をして、中央の小さい穴を含めて、腫れているところを開窓します。膿汁と、粥状物を、掻き出し、洗浄します。切開排膿すると、後々皮膚には傷痕を残すことになります。(感染以前に摘出術でも傷痕は残るのですが)
上記切開排膿をしただけですと、被膜が残存していますので、しばらくすると、再発する可能性が高いです。そこで、なるべく被膜も取り去ろうとするのですが、非感染時と違って、組織は感染により溶けかけ、癒着したりしており、被膜の完全摘出は困難です。ただ、なるべく掻把(引っ掻き出す)して、可及的に被膜を除去します。
アテローム摘出術は、大きさがはっきりするぐらいになったら、感染する前に、摘出するのが良いと思いますが、前項のように、傷痕が残ることも考えて、適応せねばなりません・・・。
カテゴリ:皮膚良性腫瘍(おでき)
2014.11.01
カテゴリ:美肌(小じわ・毛穴・にきび)
2014.10.21
レーザー治療や光治療、水光注射、イオン導入などなど、美肌に関する治療法は種種あります。
しかし、ホームケアにおけるスキンケアで、その人のベストな肌状態でいないと、施術効果は十分発揮できないと思いますし、施術の副作用も発生しやすいと思います。
また、ホームケアとは直接的なスキンケアのみでなく、食生活、睡眠、ストレスなども重要な要素です。
スキンケア5つの秘訣
中でもビタミンCはお肌に良い成分として、化粧品に含まれ、イオン導入に使用され、内服薬やサプリメントでも摂取することが、美容皮膚科ではルーチンに行われています。当院でもその方向性は重要と思っていますが、美肌のためのビタミンというと、ビタミンC、EやB群は脇役であり、何よりもビタミンAが主役に位置づけられていると考えています。ビタミンCは強力な抗酸化物質で、肌の保護や修復には不可欠なのですが、皮膚に対する直接的な役割があるのはビタミンAです。
この考え方は、肌老化はほとんどが光老化である、つまり紫外線が肌を老化させる、ということから、成り立つ考え方です。しみ、しわが増えてきたというのを年のせいだけにしてはいけません。年のせいより紫外線の影響の方が主です。(もちろん遺伝的な要因などもあります)
① ビタミンAは、パルミチン酸レチノール、レチノール、レチナール、レチノイン酸と、代謝されますが、パルミチン酸レチノールは食物などから摂取され、皮膚に安定して蓄えられます。特に若年者ではこのパルミチン酸レチノールが多く蓄えられており、加齢とともに減少します。パルミチン酸レチノールの作用は、自ら紫外線を吸収し、無くなることで紫外線から皮膚を守る働きをします。子供の皮膚は紫外線に強いということです。
② パルミチン酸レチノールが代謝されたレチノイン酸は、皮膚のターンオーバーを促進する働きがあります。しみを薄くする塗り薬に、トレチノイン誘導療法というのがあります。これは表在性メラニンに対し、レチノイン酸を塗布することによりターンオーバーを促進し、メラニン排泄を促進し薄くしていくものです。
βカロチンなどのビタミンAを積極的に摂取することはお肌に重要なのですが、化粧品で外から補うというものも、いくつかラインナップがあります。保湿やUVケアは基本的なスキンケアですが、ビタミンAを配合し、上記のような作用を狙う機能的スキンケアが、当院の美肌治療におけるベースラインであり、どんな患者さんにも実践いただけ、かつ効果の高いものであると思っています。
カテゴリ:スキンケア・エステ・コスメ
2014.10.18
カテゴリ:ヒアルロン酸-しわ
2014.10.14
カテゴリ:輪郭
2014.09.30
カテゴリ:バスト
2014.09.29
カテゴリ:脱毛
2014.09.24
たるみの治療といっても、いろいろありますが、最近の主流は切らないフェイスリフトと呼ばれるものです。機械を顔にあてて、たるみを軽減していく施術です。
ウルセラが代表機種です。写真はウルトラセルです。
超音波のエネルギーを皮膚より深い筋膜に与えます。
苦痛の少ない程度のパワーで行いますが、痛い方が効果的なのだと思います。
実際の感覚は、ピピピピピッと皮膚の奥に衝撃がズンッとくる感じです。頬はその程度良いのですが、下あごの骨の付近は痛みが増してきます。ズンッとくる感じですが、それが骨に響いてい痛くなるような感覚です。
また、下あごの骨の下も痛いです。顎下腺あたりでしょうか、ここに直接強い衝撃が与えれている感覚です。
また、おでこの生え際もビリッと痛みがあります。
痛いといっても、効いてるなーという感じで、耐えられないことはありません。また、耐えがたい痛みならばパワーを落として、リラックス、もしくは会話をしながらでも施術できるようにしています。
サーマクールが代表機種です。高周波エネルギーを皮膚の中の真皮に与えます。HIFUより浅い層ということです。
サーマークールというと、飛び上がるぐらい痛いという方がいます。これは初期のもので、当時は良く全身麻酔(軽く鎮静する)でポワッと300発ぐらいやっていました。現在はサーマクールCPTで比較的楽に施術できます。
写真のウルトラセルではGFRという高周波治療が可能です。痛みの軽減のため、パワーを抑えたショットを瞬時に2回照射する方式で、痛み無く、同じエネルギーを与えられるように工夫されています。
実際はほんのり熱いという感じだけです。しかし、顔の輪郭、特に耳の前あたりになると熱っ!て感じです。
ショートスレッドなどの針系の施術も、輪郭周囲は痛いと言われます。
RFも苦痛がない程度にパワーを考慮して行いますので、恐れることはありません。
2014.09.16
収納時(折りたたまれています) |
使用するときの形 |
カテゴリ:麻酔科