院長ブログ
Diary of Gifu Skincare Clinic
2016.02.13
tatooの消し方ですが、主に、レーザーで色味を薄くしていく方法と、手術でtatooの入った皮膚を切り取ってしまう方法の2通りあります。
・手術痕は残らず、綺麗に消えることもあります。
・あまり反応せず、何度も治療に通う必要もほとんどのケースであります。
・そしてついにはあまり消えずに終わってしまうこともあります。
・またレーザーで消したということが分かるぐらいの痕は残ります。つまり、竜を消したのか、観音様を消したのか、彼女の名前を消したのか、痕をたどるとわかってしまうということです。ただ、素人がちょっと入れたような浅い色素は綺麗に消えてしまうことも無いとは言えません。
・レーザーが反応するのは青みと赤みのみで、その他の色はあまり反応させることができず、残存してしまいます。
・切り取ってしまえばtatooは跡形も残りません。
・一回で切り取ればその部位は治療終了です。
・どんな入れ墨やtatooにも対応できます。
・手術の痕が残ることです。皮膚を切り取って縫い縮めることができれば縫った傷痕が残ります。もし、縫い縮められないような広範囲なものですと、皮膚を移植したりするので、その痕が残ります。手術の痕はケガをしたから、またはやけどをしたからなどと、ごまかすこともできます。
・手術はレーザー治療に比べると若干侵襲度が高い治療です。(大がかりということです)ですが、レーザーにしても、手術にしても、大きいものほど不利ということは一緒です。
さて、そこで、どのように治療を勧めたらよいのかという考え方ですが、治療効率を考えると、手術が一番なことが多いと思います。ただし、一回で縫合閉鎖できると良いのですが、寄せられないような広範なものでしたら、皮膚移植が必要になり、やはり先にレーザー治療を試みて効果を見てから考えたいところです。別に小さなtatooでも先にレーザー治療を行ってもよいと思います。ただし、レーザーは基本的には3か月に1回の治療で、数回以上は覚悟した方が良いので、年単位での治療になることもあります。費用面から考えますと、クリニックによってまちまちですから、レーザーだと数回以上かかる、(やっても満足いくまで消えないことも十分にあり得る)ということも考えながら、手術の治療費と比較するしかありません。最後に最新の情報ですが、最近のレーザーでいろいろな色に反応させることができるレーザーも開発されてきています。まだまだ普及していないので、特定の施設でしか、試せないというものです。
2015.12.13
前回の投稿同様、吉川病院形成外科の川添先生の講演を拝聴いたしました。私の考察も含めて少しご紹介させていただきます。
当院もエンビロンスキンケアとドクターズサプリにより肌から、そして内側からも強力な抗酸化物質であるビタミンAを摂取することを強く推奨しております。ビタミンAの外用については以下のページをご参照ください。
従来スキンケアというと、洗顔(清潔)、保湿、UVケアが重要な要素でありました。ここではさらに「抗酸化作用」もスキンケアの重要な要素になっているといえます。当院でも、患者様のスキンケアを見直す際には洗顔の仕方や洗顔料のチェックをします。そしてその方にあった保湿剤(使用感や香り、価格など)をチョイスします。UVケアに関してはSPFの知識や紫外線吸収剤や散乱剤についての知識をお話してチョイスします。そして最も重要なのは光老化を予防するための抗酸化ビタミンの必要性です。今の美容皮膚科はレチノールをはじめとするビタミンAを無くしては成り立たないと思っています。逆に言うと、ビタミンAは唯一、肌質を改善する力を持つ物質ともいえると思います。
エンビロンスキンケアとフォト治療を組み合わせたり、CO2フラクショナル治療を行っています。機械による美肌治療を単独で行うより、エンビロンスキンケア・サプリによるビタミンAを作用させながらの治療は以下のような効果があると私も感じています。
1治療効果がupする(これは全例に言えると確信しています)
2機器治療の副作用が低下する(当然、肌状態つまり保水力やバリア機能の保持された良い状態はトラブルが少ない)
3機器治療のダメージからの回復力up(ターンオーバーが促進しており治りが早い、フォト自体の光障害から守れる)
4老化予防や若返り効果がある(テロメアの短縮を予防し細胞の老化を防ぐ)
5メラニン合成を阻害する(施術後の炎症後色素沈着や肝斑の再発などを防ぐ)
秋冬は紫外線が弱まります。しかし、日が傾き照射されるため、紫外線が室内に入り込みやすく、UVケアは必要なのです。室内に入る紫外線は肌老化や眼の老化(黄斑変性症や白内障などは紫外線の影響が強く出ます)を促進します。そこで黄斑や網膜の代謝に必要なルテインやゼアキサンチンと呼ばれるカロテノイド(ビタミンA)の摂取が推奨されます。川添先生はこれらは季節の野菜でうまく摂取できると述べられました。確かに、カボチャやニンジン、モロヘイヤなどはビタミンAを多く含んでいます。ヒトの営みとうまく関係しています。
「実年齢より若いと感じているヒトは、死亡リスクが40%低くなる」これは実証されているようです。ビタミンAは長い目で見て、今から続けるべきスキンケア・ボディケアであると思います。目指せます!何よりの特効薬、私もそう思います。
カテゴリ:アンチエイジング スキンケア・エステ・コスメ 院長ブログ
2015.09.29
AGA(男性型脱毛症)に関して、皮膚科学会のガイドラインでも認められている第一選択薬フィナステリドですが、高い有効性と低い副作用発現率で大変優秀な薬であると考えられております。
したがってこれまでの経験上、フィナステリドを内服して、症状が悪化する(禿が進行する)ということは一度も経験がありません。では、内服を開始して症状が悪化することがあるのでしょうか?理論上とても考えにく事象と思います。しかし、最近当院でも悪化と思われる患者様に遭遇しました。症状の悪化には2つの考え方があります。
①一つは薬剤の副作用もしくは有害事象です。5αリダクターゼ阻害以外に何らかの作用が及び、他の機序でAGAの進行を認めるという、大変特異な事例と思います。あくまで私の私見であって根拠のある話ではございません。
②もう一つは薬剤が無効ということです。AGAの進行は人にもよりますが、周期的に段階的に急激に進行する時期があります。たまたまフィナステリドを内服開始したタイミングと、AGAが急激に進行するタイミングが一致してかつ、無効例であれば、まるで内服したせいでAGAが進行したように見えていしまいます。
こういったケースにどのように対応するか、悩ましいのですが、まずは本当に進行しているのか見極めることです。前回診察と、頭髪の条件は多少でも違います。たとえば髪の長さや頭皮のべたつき具合、白髪の染め具合、写真撮影の条件など、バイアスがかかりやすいので、慎重に判断すべきです。そして一度内服を中止して様子見ることが一番はっきりすると考えます。内服を中止してAGAの進行が止まれば、有害事象であったから内服を中止して良くなった、もしくはAGAの進行がたまたま落ち着いた時期であり良くなったか、どちらかです。そしてもうしばらく様子をみて更なる進行があれば、無効例ということでしょう。しかし、長期にわたって(例えば6か月から1年といったところでしょうか)進行が止まれば有害事象であった可能性が高くなります。
また最近は遺伝子検査でAGAになるかどうかわかるのですが、その結果が今回のテーマであるフィナステリドによる有害事象であるかどうか、また、内服を続けるべきかどうか、直接的にはわからないと思います。
岐阜市薮田南 形成外科・美容外科・美容皮膚科ぎふスキンケアクリニック 男性型脱毛症AGAによるはげ プロペシア・フィナステリドに関する投稿
カテゴリ:AGA(男性型脱毛症)・女性の薄毛
2015.09.29
・クマが目立つ
・皮膚のたるみ
・笑い皺や縮緬皺
・クマの下の深い溝
・目袋の突出
・涙袋の縮小
などなど、たくさん挙げられるのですが、ヒアルロン酸注入ではこれらの症状のいくつかは改善することが可能です。
・クマの下の溝に直接注入することは後で述べるリスクがあるのですが、この溝のすぐ下(眼窩下縁)に注入することで、目元のたるみ感を軽減したり、頬がリフトアップした感じを出すことができます。また目袋の突出も幾分ごまかすことが可能です。
・細かいシワには非架橋ヒアルロン酸やコラーゲンを注入することでハリを出したりシワを浅くしたりできます。
・ふっくらした涙袋は若々しくかわいらしい印象を出すことができます。こちらも少し粘度の高いヒアルロン酸で形成することがでるのは、昨今の芸能人などで有名な話ですね。
目元に限らないものもあるのですが、以下のようなトラブルが考えられます。
・ヒアルロン酸の過注入
とくに涙袋で注入量が多すぎ、すなわち過注入しますと、不自然に下垂してきて目袋が大きくなったように見えます。目袋が大きくなるということは、とても老けた印象を醸し出します。
・ヒアルロン酸の過少注入
これは単純に注入量が少なくて効果が物足りないということです。これは再注入するだけのことですから大きな問題ではありません。
・ヒアルロン酸のアレルギー
まれですが何千人に一人ぐらいは赤くはれたりするアレルギー反応が生じることがあります。
・ヒアルロン酸が透けて青く見える
目元の皮膚は体のなかで皮膚が最も薄い部分です。ヒアルロン酸の注入層は、涙袋は眼輪筋内ですが、目袋の下の深いシワは骨膜上といって比較的深めに注入することが多いです。しかし皮膚のすぐ下という極めて浅い層に比較的固いヒアルロン酸を注入してしまうと、青く透けて見えることがあります。チンダル現象と言われています。
トラブルへの対応としては注入されたヒアルロン酸を溶かす薬剤「ヒアルロニダーゼ」を同じ部位に注入することです。当院ではヒアラーゼ1500単位を1㏄の生理食塩水で溶解し、気になる目元へ0.1㏄程度注入しています。注入後よりすぐに融解が始まり、数日で落ち着きます。
岐阜市薮田南 形成外科・美容外科・美容皮膚科 ぎふスキンケアクリニック ヒアルロン酸注入・ヒアルロン酸を溶かす注射(ヒアルロニダーゼ)・目元のしわ などに関する投稿
2015.08.25
美容目的で顔に当てて転がすローラーを一度は使ったことがあると思います。いわゆるコロコロです。これらはローラーを転がすことで皮膚の血流やリンパ流を良くする効果があると言われております。長年にわたって続けることでアンチエイジング効果があるのかもしれません。また素材を工夫して作られるようですが、医学的根拠は聞いたことがありません。
私の持っているローラーはエンビロンのコロコロです。
従来のコロコロと違うことは、ローラーの表面に0.2㎜長の針(突起)が配列されていることです。つまりこれを転がすと少しチクチクするわけです。
写真ではわかりにくいですが、肉眼でもはっきりわかる突起です。指でなでると引っかかります。
下の写真はダーモスコープロールの表面を拡大しています。突起がよくわかります。
通常のエンビロンホームケアは洗顔→トーナー→保湿ですが、ロールキットはトーナー塗布後に使用しその後保湿するという順序でしようします。
上図のごとくロールキットを転がすと無数の微細な孔「マイクロチャネル」が角質に開くことで保湿剤に含まれる有効成分(ビタミンA)が100倍浸透するという理論です。0.2㎜の針は肌の弾力を無視すると表皮有棘層に当たるぐらいかと思います。バリア機能に何らかの影響を与える可能性はあるかと考えられます。
エンビロンスキンケアシステムでホームケアを開始すると、少しずつビタミンAの濃度を上げていきます。そのたびにどんどん肌状態が改善していくのを感じます。しかし、ビタミンA濃度がマックスで使用していると、更なる美肌効果を出すのが難しく、良くなった現状を維持していくこと(それでも一般的な化粧品では難しいことです)になります。そこでロールキットを導入すると、更に上の美肌を得ることができます。しっかり使い続けるとその差がはっきりと出る印象です。
・使用後、保湿剤が吸い付く感じがします。浸透している実感です。これは凄い!という感動です。患者さんもそのように言われる方が多いです。これはおそらくまずマイクロチャネルに毛管現象として入り込むことと思います。そしてマイクロチャネルにとどまっている成分は通常よりより総面積の広い皮膚から吸収されることになります。ただ、この保湿剤の吸い付く感じは、ロールキットを使っている間にトーナーが完全に乾くので、いつものお手入れと同じ量のジェルでは物足りないだけでは。と思ったこともあります。しかしそんなことはありません!やはり使用後にはロールキット無しでは得られない凄いハリ感もでます。直後のこのハリはいつもよりも保湿が十分になされている証拠と思います。強く腫れるほどの刺激はありませんから。
・ロールキットを転がしすぎると、肌の微細な炎症を引き起こす可能性はあります。ですのでほどほどの使用にすべきです。特に注意したいのは、肝斑部位です。禁忌とは思いませんし、肝斑部にエンビロンが十分浸透するのならば肝斑にも有効なのでしょう。しかし、物理的刺激による慢性炎症は肝斑の重大な悪化因子です。肝斑部は優しく、回数も少なめ、そして決して強く押し付けないよう注意しておく必要があります。特に頬部の骨の上などは力がかかりやすいと思いますから注意が必要です。
カテゴリ:スキンケア・エステ・コスメ
2015.08.23
メガネの鼻当ての当たるところって、黒ずんでシミになっている方はとても多いと思います。このシミは慢性的な機械刺激、つまりパッドによってこすれたり圧迫されたりして皮膚が慢性炎症を起こし田状態が続くため、炎症後色素沈着が全然改善しない状況になっています。炎症後色素沈着の治療方法について
そこでノーズパッドのないメガネを提唱して開発した先生が、新潟にある美容皮膚科の野本先生です。当院では同先生の開発したミネラルファンデーションも採用し好評のため、メガネもどんなものか興味があり、先日の日本美容皮膚科学会で現物を見てきました。
このサングラスはノーズパッドは無く、サイドパッドが頬骨に当たることでささえています。写真では透明の素材のサイドパッドがわかります。
こちらはAirFly(㈱ジゴスペック)です。同社同製品のHPはこちらです。同様の機構です。顔にフィットするよう、自分でパッドやテンプルを調節することが可能です。
私は実際に買って使っています。このサイドパッドによる恩恵をまとめてみます。
心配なことはサイドパッドがあたる部位は慢性的な刺激でシミにならないかということです!鼻よりも圧が分散しそうですから、大丈夫かと思うのですが・・・。こまめにパッドの当たり方を調節しておくしかないと思います。3時間使用した時の、右頬部の発赤の写真を示します。
ごく軽度です。それより毛穴が目立つので、がんばってエンビロン、ロールキットを転がさないといけません。
今回日本美容皮膚科学会でこの展示ブースはなかなか盛況でしたから、こんご世に広まっていくこと期待しています。
ご興味のある方は、当院「形成外科・美容外科ぎふスキンケアクリニック」にお問い合わせください。
今回は特殊なシミの投稿でした。光治療やレーザー治療ではダメです。そもそもそこにパッドが当たらないようにしないと!
2015.08.16
色は褐色調ですが、黄色っぽいものから黒色調のものまでさまざまな濃さのものがあります。大きさは数mmから2~3cmくらいで、平坦なもの(老人性色素斑とも言われます)やわずかに盛り上がるものから突出したしこりになるもの(老人性疣贅やアクロコルドン)まであります。
写真は背中の脂漏性角化症で、茶褐色の小さな点々があります。(写真下方の左右にある濃い黒い点はホクロですから、脂漏性角化症とは全く違います)
良性ですから放っておいても問題はありません。アンチエイジングの観点から考えると、やはり肌老化を感じさせ、老けた印象で、決して若々しくありません。また、多発すると、自分でも見た目が気持ち良いものではないなと、思ってしまいます。
小さく平坦、もしくは若干の盛り上がりのあるものは炭酸ガスレーザーによる除去が良いと思います。病変は皮膚のとても浅いところにあるので、除去しても正常な皮膚が再生するため、痕が残りません。ちなみにホクロはレーザーで除去しても、病変が深いので少なからず痕が残ります。
写真は除去後の同じ部位です。(ホクロは痕が残るので取らなかったケースです)治療直後ですが、若干の赤みがあります。少し擦り剥けた状態ですから、数日軟膏を塗布しておいていただければ綺麗に治ります。
麻酔は無しでも耐えられることが多いです。ご不安な方には麻酔クリームを塗布します。
他の治療法としては、大きいものは手術することもあります。また、液体窒素による凍結療法も行う施設があります。電気メスで焼く施設もあります。手術は別として、凍結療法や電気メス焼灼は脂漏性角化症の病変周囲にも損傷が広がることもあり、その結果、炎症後色素沈着という、治療後の数か月続くシミになったりするリスクが高くなると思います。炭酸ガスレーザーは周囲組織への影響を最大限抑えるように工夫されているので、最も愛護的な除去方法と思います。
下の写真は治療翌日です。治療部位が赤い点状に見えます。数日で治ってしまいますが、顔や首など、見える部位の場合は施術時期を考えた方が良いかと思います。
前述のとおり、大変優れた治療方法ですので、デメリットは少ないです。ぜひとも治療されることを希望します。下の写真は頸部の脂漏性角化症、アクロコルドンと呼ばれるものやスキンタッグ、軟性線維腫といった首のイボです。左は治療前、右は治療後1週間目です。とてもきれいになっていますし、清潔感と若々しさが戻った印象です。
・治療は麻酔をしなかったので、若干の痛みがあること。
・沢山の個数を治療すると時間がかかり、痛みと焦げ臭い匂いで少しつらいこと。
・手間をかけて治療した分、大変エクセレントな結果になること。
上記のような多発例には向きまんが、孤発例の治療では、拡大鏡(ダーモスコープ)をしようして、綺麗に取れているか確認しながら治療しています。
このように拡大鏡を使用すると、除去できているかよくわかるので、極力浅く最小の侵襲で治療することが可能です。また、逆に取り残しの可能性も少なくなります。
カテゴリ:シミ 皮膚良性腫瘍(おでき) 院長ブログ
2015.07.20
先日、当院の扱う基礎化粧品エンビロンの販売元プロティア・ジャパンのフォローアップ研修に参加してまいりました。代表の戸澤氏から、同氏の提唱するアクティブエイジングについての講演を拝聴いたしました。「老化現象は加齢に伴う病気である」という考え方をされています。以下にご紹介いたします。
アンチエイジングという言葉は、直訳すると対加齢ですが、加齢現象を止めることはできません。今、社会の求めるアンチエイジングは正しく、アクティブエイジングではないのでしょうか。アクティブエイジングには3つの要素があります。
魅力的に年を重ねていく。健康的なボディシェイプ、若々しい肌など、老化を予防しながら魅せられる自分になりたいものです。
生産的な活動力、精神力を伴いながら都市を重ねよう。税金を納められる老人を目指そう。など、いろいろ解釈できますが、体力、知力、気力を保っていけるように体と心を鍛えながらそして食を考えながら過ごすことが、大切になります。
上記2つを満たす時が、本当の成功なのだと思います。魅力を失ってもまあいいや、人の世話になってもまあいいや、それでも成功といえますか?そんなことを望む人はいないと思います。
アクティブエイジングのために必要なことをプロティアジャパンは「肌 エンビロンスキンケア」「心体 パワープレート」「食 ドクターズサプリメント」の3つから提供しています。
また、医療と非医療の調和をめざします。たとえばアトピー性皮膚炎のケアをステロイドや免疫抑制剤などの医療介入だけで良くなるのでしょうか?やはり日々のスキンケアで行わなといけないことがあると思います。当院でも、アトピーや重症のニキビ、シミ、しわ、また術後のケアなど、医療的介入とエンビロンスキンケアシステムを相互作用させて、良い結果を出しています。当院はエンビロンスキンケアが大変好評をいただいております。私は使用して2年ほどになりますが、肌老化を感じるよりはむしろ肌は良い状態になってきていると実感しています。
パワープレートについてはまた今後とりあげますが、三次元加速度運動を実現した、フィットネスマシンです。体験してきたので、写真をアップします。
三次元高速振動の上でストレッチ
同様に、振動を受けながら、全身に負荷をかけます。
当院のスタッフが下肢のマッサージを受けています。振動の上にバランスボールで圧迫します。
カテゴリ:アンチエイジング
2015.07.03
本稿はたるみを引き上げる治療についてです。ヒアルロン酸注入やボトックス注射、脂肪注入などをコンビネーションで行うことも効果的です。今回は主に、糸で引き上げるリフトアップ手術の中でも切らないものを2つご紹介します。
顔のたるみといっても、各部位によって、治療法が存在します。
・おでこや眉毛→前額リフト
・上まぶた→ブローリフト、上眼瞼リフト、上眼瞼除皺術、眼瞼下垂手術
・目元→下眼瞼形成術、下眼瞼脱脂術、こめかみリフト
・頬→ミッドフェイスリフト、フェイスリフト
・鼻下→上口唇短縮術
・フェイスラインや首→フェイスリフト、ネックリフト
上記は切る手術です。当院が力を入れている機器を使用したリフトアップはどの部位でも対応できます。
手術はとても効果的ですが、術後の腫れや痛みなどのダウンタイムが問題となりますし、傷痕も残ります。機器を使用する方法ではそういった問題はありませんが、よく言うと自然なリフトアップ、悪く言うと効果が物足りないということになります。さて、この両者の中間的な治療法として、糸によるリフトアップが挙げられます。なかでも、コグと呼ばれるトゲのついた糸を皮膚の中に埋め込み、裏側からたるんだ皮膚を引き上げたり引き締めたりします。適応部位はまぶた、鼻下以外にあると考えておいてください。
特にフェイスラインを引き上げるのに効果的なのがミントリフトです。針だけで糸を皮膚のなかに埋め込み、側頭部(髪の毛の中)の深側頭筋膜に引っかかるように糸を通し、皮膚と皮下組織を引き上げた状態で保ちます。局所麻酔で可能です。
・切らずに確実に効果的にフェイスラインをシャープにできます。
・糸は吸収糸ですから長期的に異物を体内に残しません。
・短期的に異物反応による皮膚・皮下の再構築(コラーゲン増生など)され、肌のハリをupさせます。また、今後進行するたるみを予防します。
・頬には針穴ができます。数日でわからなくなります。
・術後1週間程度は皮膚に凹凸ができることがありますが、次第になじみます。
・引き上げた皮膚を支えている側頭部に術後1週間程度痛みがあります。
・効果は永久でなく、単独では1年から数年で物足りなくなります。
・持ち上がった皮膚は目尻の高さで溜まり頬の横が高く感じます。次第になじんでしまいますが、皮膚のたるみが多い方はしばらくの間バランスが悪く感じます。
フェースラインのみでなく、頬(中顔面や法令線)を引き上げたいという希望も多いです。ミントリフトでは主にフェースラインの改善で、頬部は効果的ではありません。そこで、スプリングアプトスやシルエットリフトという、同様に引っ掛かりのついた糸で引き上げるリフト法がありますが、この施術は側頭部を1センチほど小切開しなければなりません。そこで、最近切らずに効果的なリフト力のある糸として、コグリフトが注目されております。コグリフトは引っかかりが双方向についており、どこか一か所で支えるというよりも、糸を挿入した範囲の皮膚と皮膚で引き合いながら持ち上げるイメージです。こめかみから挿入して、法令線近くまで挿入します。片側5本程度入れると効果的と思います。
約10㎝のカニューラとなっています。内部にコグと呼ばれる引っ掛かりがついてた糸が仕込まれており、これを皮膚の中に差し込んで抜くと皮膚の下に糸だけが残存、留置されることになります。
肉眼でも糸にコグがついているのがわかります。こんな小さい引っ掛かりでも組織を引っ張ることができます。
ダーモスコープで拡大するとコグの形状がよくわかります。コグの向きは双方向となっており、組織と組織を引き寄せあってリフトアップさせます。
・切らずに、自然な頬のリフトアップが可能です。痛みもほとんどありません。
・糸は吸収糸ですから長期的に異物を体内に残しません。
・短期的に異物反応による皮膚・皮下の再構築(コラーゲン増生など)され、肌のハリをupさせます。また、今後進行するたるみを予防します。
・どこかにひっかけて引っ張り上げる施術ではないので、過度な効果は期待しません。自然な持ち上がりであるとご理解ください。
上記の糸を両方同時に挿入することもよく行っています。それでも内出血が少なければダウンタイムは短く、直後に買い物などに行ってもわからないぐらいです。痛みが心配だが、少しでもたるみを軽減したい方はコグリフトをたくさん挿入するのが良いと思います。
カテゴリ:スレッドリフト・フェイスリフト たるみ・しわ 院長ブログ
2015.05.26
当院では日本美容外科学会JSAPSの分科会であるMSCSメディカルスキンケアスペシャリスト講習会に毎回参加するようにしております。5月24日に東京都市センターホテルで開催されました。委員長先生がいつも大変興味深いお話をされるのでそれを日々の診療に生かせるように、記憶するようにしています。その中で、「美意識を高く持つには」というお話がありました。美意識を持つということは美容医療には大変重要なことと思っております。当院の患者様にも美意識を高く持っていただくようにカウンセリングの中で日常生活指導もしっかりさせていただいているつもりです。今回の内容を少しご紹介いたします。
ストレスをためることは体内の恒常性を乱します。ステロイドホルモンが過剰に産生され、免疫力低下を引き起こしたり、酸化ストレスといって活性酸素をはじめとするフリーラジカルが効率的に除去できず、エイジングを早めるように細胞を傷つけていきます。悩まないように生きることは簡単ではありませんが、こだわらなくてもいいことや、軽く、明るく、前向きに考えれば良かったという事がらは意外に多いものかと思います。なるようになるさ。大人は大耳。
自分の顔は自分で見るよりも人が見ている時間が圧倒的に長いことにお気づきでしょうか。自分の顔は人のためにあるのだと自覚していただきたいです。また鏡をみてウィークポイントの自覚を持ち、そのためにどうすべきか、常に考え、アンテナを張っておきたいものです。そうでなければ行動に出られません。逆に自分の良い点に自信を持つためにも鏡を確認したいものです。
自信を持つことは顔立ち、立ち居振る舞いを変えます。良い出会いが生まれます。人生が豊かになります。ずっと美しくいたい、充実した人生を送りたいと思うようになり、行動に変わります。
③ともつながると思います。美意識が高い人と話すには自分の美意識も高く持っておかなければいけません。そのために行動することができます。
紙に書く、SNSに書き込むでも良いと思いますが、自己の反省と、発散を兼ねて自分を出してしまうことはストレスを溜めないようになり、次にすべきことが分かるようになります。
できそうで全然できていないことばかりと反省しています。
カテゴリ:スキンケア・エステ・コスメ 院長ブログ